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「磯焼け」 とは

読み:
いそやけ
英名:
Coralline flat

沿岸域の岩礁や転石域で、カルシウムを多く含む藻類である石灰藻の群落が海底の岩を覆い、有用な海藻が枯れてしまう現象のこと。コンブやテングサなどが一斉に枯れ、磯が焼け跡のようになってしまうことからこう呼ばれる。いったん発生すると藻場が回復するまでに長い年月がかかり、沿岸漁業に大きな被害を与える。

海流の変化による水温の上昇、藻類の成育に必要な栄養分の不足、ウニなどによる食害、水質汚染などさまざまな原因が考えられている。水産庁は、全国各地で行われた磯焼け改善に関する研究や事業を検証し、2009年に「磯焼け対策ガイドライン」をまとめた。磯焼け対策の手順や回復方法を、具体的な技術を交えて詳しく解説している。また、ダイバーなど市民参加による対策も有効であるとしている。

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