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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(思い出のフジペット)

今日のクラシックカメラ(思い出のフジペット)
2001年11月19日

フジペットは1957年秋の発売で、左右のレバーを1、2の順に押すだけで手軽に撮影することができる6cm×6cm判カメラだ。シャッター速度はBと高速(1/100ぐらいか)のみ、絞りもお天気により3通りに変えるシンプルな仕組みだ。当時ぼくは小学4年生。確かその年の冬にこのカメラを買ってもらった。定価は2980円(1980円と憶えていたのだが)高いが当時のカメラはどれも1万円以上したから画期的な安さで、やっと豊かになりはじめた日本の家庭で、小学校高学年や女性に人気があった。なかなかよく写って感激したが、フイルム代が高いから、普段はほとんど写せず、遠足や夏休みの旅行の時に使った懐かしいカメラだ。
 1963年までに、後に出たフジペット35も含め、100万台近くを販売し、カメラの販売記録を作ったという。

◎「虫たちの惑星」
自費出版の写真集です。昨年作成の自信作です。レイアウトも全て海野がやりました。詳細、申し込みは小諸日記のトップページから。

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