2025/02/04 15:11 ウェザーニュース
今日4日(火)は今シーズン最強の寒波の影響で、西日本を中心に気温が昨日3日(月)より大幅に下がっています。この後も厳しい寒さが続くため、最大限の防寒が欠かせません。
一方、北海道は寒気の影響が弱く、暖かいくらいの所があります。
北海道の西の海上で低気圧が発達し、大陸の高気圧との気圧差が大きくなって日本付近は冬型の気圧配置が強まっています。上空1500m付近の寒気は西回りで流れ込み、降水があれば雪になる目安の−6℃のラインは九州南岸まで、さらに強い−12℃のラインは中国地方まで南下している状況です。
このため、西日本では昨日より大幅に気温が下がっています。14時までの最高気温は鹿児島市で5.2℃と昨日より7.4℃も低く、平年を大きく下回っています。また、14時現在の気温は2.8℃しかありません。
一方、低気圧に近い北海道は寒気の影響が弱く、昨日より気温の上がっている所が多くなっています。札幌市の最高気温は5.0℃、14時現在の気温は2.9℃です。最高気温、14時現在の気温ともに、鹿児島市と札幌市の気温がほぼ同じになっています。
東京都心は午前中に日差しがしっかり届いたことで気温が上がり、3日ぶりに10℃を突破しました。
明日5日(水)も非常に強い寒気の影響が続きます。最高気温は一桁の所がほとんどで、特に西日本は平年よりかなり低い見込みです。最大限の防寒が欠かせません。
沖縄も那覇市で15℃と、昼間でも上着が必要な寒さになります。
北海道は低気圧が停滞するため引き続き気温が高めで、最高気温はプラスの所が多い予想です。雪は湿った重たい雪になりますので、圧雪や屋根など高所からの落雪にご注意ください。