2025/05/17 11:10 ウェザーニュース
日本海を進む低気圧や前線の影響で、今日17日(土)は広い範囲で雨が降っています。局地的に雨雲が発達していて、激しい雨による冠水などに注意が必要です。
前線の南からは、梅雨本番の時期に近いような非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
強い南西風で多量の水蒸気が流入しているため西日本、東日本の太平洋側で局地的に雨雲が発達し、11時00分までの1時間には静岡県浜松市・佐久間で27.0mm、鹿児島県さつま町・紫尾山で25.0mmの強い雨、和歌山市で16.0mm、宇都宮市で10.5mmのやや強い雨を観測しました。
四国や近畿の雨はまもなく峠を越える一方で、東海や関東は昼過ぎにかけてピークとなる見込みです。特に東海では静岡県を中心に激しい雨の降るおそれがあるため注意が必要です。
夕方になると東海、関東の雨は小康状態となり、雨の中心は北日本に移っていきます。南から湿った空気が強く流れ込む北海道の太平洋側では雨の強まる可能性があるため注意が必要です。
また、前線に近い鹿児島県では今夜から明日18日(日)の朝にかけても断続的に雨が降るとみられます。活発な雨雲が通過するタイミングでは激しい雨が降ってもおかしくありませんので、雨の降り方に注意をしてください。