2025/05/16 11:57 ウェザーニュース
今日16日(金)は東シナ海から伸びる前線の影響で、西から雨の範囲が拡大します。梅雨入りが発表された九州南部などは夕方から本降りの雨になり、夜は西日本の各地に広がる見込みです。
中国大陸から東シナ海に伸びる前線の影響で西日本や東海は雲に覆われていて、九州など一部で弱い雨が降っています。前線上の低気圧が近づいてくる影響で午後はさらに厚みを増し、雨の所が増えてくる見込みです。
本日、梅雨入りが発表された九州南部などは夕方になると本降りの雨になり、夜にかけて四国や中国、近畿でも段々と雨が降り出してきます。遅い時間ほど大きめの傘が必要になりそうです。
前線に向かって南から暖かく湿った空気が強く流れ込むため局地的に雨雲が発達し、今夜は九州の東シナ海側や四国の太平洋側などで1時間に30〜50mmの激しい雨の降るおそれがあります。
道路が冠水してもおかしくないような強雨となりますので、夜間の車の運転は速度を控えめにし、冠水しやすいアンダーパスなどの走行は特に注意をしてください。
明日17日(土)は雨の範囲が東日本や東北に拡大し、東海を中心に局地的に雨が強まる見込みです。梅雨入りが発表されていない地域でも、梅雨のような雨の降り方になるとみられます。
前線に近い九州南部は今夜だけではなく、明日以降も断続的に強雨となるおそれがあります。最新の見解では19日(月)頃まで前線が停滞して、雨の強まりやすい状況が続く見通しです。
気象台は鹿児島県薩摩地方で17日(土)の夜から18日(日)にかけて、大隅地方や種子島・屋久島地方は18日(日)に大雨警報発表の可能性があるとして、早期注意情報を発表しています。
梅雨入り早々に大雨となって、総雨量の増加により河川の増水や土砂災害などの危険性も出てきますので、警戒が必要です。