2025/05/16 17:39 ウェザーニュース
今日16日(金)は全国のトップを切って九州南部の梅雨入りが発表されました。来週にかけて梅雨前線は本州の南の海上に停滞しやすくなる見込みです。
この先1週間の天気図と見ると、本州の南には東西に長く伸びる梅雨前線が描かれ、梅雨の到来を感じる気圧配置が続きます。前線の南側に張り出している夏の太平洋高気圧は、来週にかけて少しずつ勢力を弱める見込みです。
本州の南岸に前線が停滞する19日(月)頃までは西日本、東日本の太平洋側を中心に雲が広がり、雨が降りやすくなります。特に梅雨入りが発表されている九州南部は18日(日)にかけて大雨に警戒が必要です。
20日(火)以降は前線が本州から離れ、奄美や沖縄付近に停滞しやすくなります。九州南部に続いて、奄美、沖縄もこのタイミングで梅雨入りとなる見通しです。
ウェザーニュースが16日(金)に発表した10日間予報では、すでに梅雨入りしている鹿児島市で連日の雨になっています。那覇市は19日(月)から雲が広がりやすくなり、22日(木)から23日(金)に雨が降る見込みです。週末の晴天は梅雨入り前最後の日差しになりそうです。
高知市や大阪市、東京都心など太平洋側の各地は雲の多い天気が続きます。前線が本州から少し離れるタイミングでは晴れ間があり、近づくタイミングでは雨が降る見通しです。前線の予測に不確実性があるため、少しの位置の変化で天気が変わってきますので、こまめな予報のチェックが欠かせません。
気温は高めの日が多く、本格的な梅雨の時期のような蒸し暑さになる予想です。