2025/05/08 17:05 ウェザーニュース
明日9日(金)は低気圧や前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込み、九州を中心とした西日本は激しい雨のおそれがあります。明後日10日(土)は東海など東日本でも雨の強まる所がある見込みです。
明日は九州で朝から雨の降り出す所が多く、昼頃には中国・四国も西部で本降りの雨になる予想です。午後は近畿や東海、関東と時間とともに雨の範囲が東に拡大していきます。
特に九州など西日本には梅雨の時期に大雨をもたらすような非常に暖かく湿った空気が強く流れ込むことで、雨雲が発達する見込みです。
明日の午後は九州で局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨、四国や中国でも激しい雨の降る可能性があります。道路冠水や中小河川の急な増水などのおそれがあるため、警戒が必要です。
低気圧が急速に発達することで雨だけではなく風も強まります。九州の北部沿岸や豊後水道から関門海峡周辺などで南寄りの風が強く吹き、沿岸部では平均で15〜20m/sに達する見通しです。
長崎県や佐賀県、福岡県、山口県の沿岸部では瞬間的に30m/s以上の暴風となるおそれがあります。気象台は早期注意情報を発表し、明日9日(金)の朝までに暴風警報発表の可能性が高いとしています。
風により交通機関に影響の出ることが考えられますので、移動の際は気象情報に加え、運行情報もご確認ください。
明後日10日(土)は低気圧が日本海に進み、本州の太平洋側を前線が通過する見通しです。南からの湿った空気の流入は継続し、東海から関東の沿岸部を発達した雨雲が通過するとみられます。
東海では明後日の未明から早朝、関東は朝が雨のピークになる予想で、太平洋沿岸部を中心に1時間に30mm以上の激しい雨の降る所がある見込みです。沖縄や奄美でも前線が通過するタイミングで雨が強まります。車で移動する場合は冠水や強雨による視界不良などに注意をしてください。
北日本は東北で午前中、北海道は午後に雨の降る所が多く、夜は北海道の太平洋側で強い雨の可能性があるため注意が必要です。