「スト6」部門はMenaRD選手が連覇
2025年5月9日から11日(日)までの3日間、東京ビッグサイトで行われる国内最大規模の格闘ゲーム大会「EVO Japan 2025 presented by レバテック」(以下「EVO Japan 2025」)。最終日の5月11日、6653名がエントリーした『ストリートファイター6』部門のFINALSが行われ、昨年のEVO Japan 2024の覇者・MenaRD選手がりゅうきち選手に勝利し、連覇を達成した。
ルーザーズサイドでは、ウィナーズ初戦でりゅうきち選手に敗れたももち選手が、ルーザーズクォーターファイナルで優勝候補の一角・Leshar選手に2セットを先取されるも、目を見張る対応力を見せ逆転。そのももち選手を2025年4月にレンタル移籍でSaishunkan Sol 熊本に加入したこばやん選手が破るが、フルラウンド・フルセットとなったルーザーズファイナルではウィナーズサイドから回ったりゅうきち選手にわずかに及ばず。りゅうきち選手がグランドファイナルでMenaRD選手との再戦を決めた。
ウィナーズファイナルでは2-3と競り合う格好となったりゅうきち選手とMenaRD選手。りゅうきち選手は自身の代名詞とも言えるケンでMenaRD選手のブランカに臨むも、人間性能とも呼ばれるミスのないプレーを維持したMenaRD選手が読み合いを制して勝利。MenaRD選手はEVO Japan スト6部門連覇の快挙を成し遂げ、優勝賞金175万円を手にした。
EVO Japan 2025の大きな変更点を挙げると、メインタイトルでは昨年の「UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」と入れ替わる形でバーチャファイターシリーズからシリーズ最新作「Virtua Fighter 5 R.E.V.O.」が採用。3D格闘ゲームとして30年以上の歴史を誇る人気タイトルであるだけでなく、2024年12月にはシリーズ完全新作『New VIRTUA FIGHTER』Projectの始動が発表されたこともあり、シリーズ全体への注目度が再燃している。
また、ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-とVirtua Fighter 5 R.E.V.O.の2タイトルは、1対1の個人戦ではなく、各チーム5人編成による「5on5」形式の団体戦として開催。これはEVO Japanだけでなく、各国で行われるEVOシリーズ通じても初の試みだ。7タイトル合わせてのエントリー総数は9875名で、昨年を上回る規模での開催となった。