
「転校生メデューサと二口女」転校初日編 / 画像提供:牧瀬初雲(@makkyisu1)
日本の高校に転校してきた女の子、怪物「メデューサ」。彼女が視線を集めたのは怪物だからではなく、「海外生まれ」だったから。人外の存在が当たり前に混ざりあって暮らす世界で、メデューサに話しかけてきたのは、前の席に座る妖怪「二口女」の少女で――。
牧瀬初雲(まきせしょうん)(@makkyisu1)さんの創作漫画「転校生メデューサと二口女」は、pixivで7000ブックマーク以上を数える人気作品。読者からは「平和じゃない容姿たちの平和な日常」「新感覚な話」「ずっと読みたくなる漫画」と好評を集めている。ウォーカープラスでは作者の牧瀬さんに、同シリーズの舞台裏をインタビューした。
■読者からは「新感覚な話」「ずっと読みたくなる漫画」と好評!
「転校生メデューサと二口女」転校初日編(01) / 画像提供:牧瀬初雲(@makkyisu1)
「転校生メデューサと二口女」転校初日編(02) / 画像提供:牧瀬初雲(@makkyisu1)
「転校生メデューサと二口女」転校初日編(03) / 画像提供:牧瀬初雲(@makkyisu1)
登場人物たちはそれぞれ異なる特性を持ちながらも、「どこにでもいるような」高校生としての日常を過ごしている。異種族ならではの個性と高校生活の青春が重なり合う、奇妙であたたかな世界観が本作「転校生メデューサと二口女」の大きな魅力だ。
作者の牧瀬初雲さんが「転校生メデューサと二口女」シリーズを描き始めたのは2020年頃で、SNSなどで「定期的に漫画を更新できればいいなと思い、描き始めたのがこのシリーズでした。もともと妖怪や人外などが好きだったので、それらを題材にした作品を描きました」と描き始めたきっかけを明かしてくれた。
また、大人しいメデューサ「メディ」と社交的な「告」について、「お話を作るうえで、対照的な部分が多いキャラクター2人というのはかなり動かしやすい形です。そこで、クールっぽいけどどこか抜けているメディと、明るくて人当たりのいい告というキャラクターが生まれました」と牧瀬さんは話す。
異種族が共に暮らす世界観を描くうえで意識していることについて、牧瀬さんは「『みんながお互いの違い』を受け入れているといったような描き方をしています。この作品ではあんまり暗い話は描きたくないので、違うことが当たり前で、体の特徴に触れることはあってもそれがネガティブな話にはいかないようにしています」と教えてくれた。
さらに、牧瀬さんは「画面作りやキャラを描くというより、キャラクター同士の掛け合いが描いていて楽しいです」と、創作で楽しんでいるポイントについても語ってくれた。
異なることを受け入れる大切さが描かれ、読者から好評を集めている本作。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:牧瀬初雲(@makkyisu1)
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