
園児たちを心配する幼稚園の先生 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回はGWに読みたい2作品を紹介するとともに、著者に本作を描く上で工夫された点についても話を聞いた。
■園児が夢中になる呪いの絵本
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幼稚園教諭の庭先生が売れないホラー作家Kのところにやって来て、最近の悩みについて話し始める。園児たちが「くらやみこうえん」という謎の絵本に夢中になり、その絵本を読み聞かせるようになってから園児たちの夢にくらやみくんが現れて遊んでくれるというのだ。
2-1 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
それでけではなく、園児たちに元気がなくなり日々衰弱しているとも話す。他の先生に聞いてもいつどのように入手したかわからず、いつの間にか読み聞かせの本棚にあったようで謎だらけだ。その話を聞いたKさんも不思議に思っていたが、後日幼稚園で遠足に行ったことがきっかけで事態が急展開してゆくのである。
著者に本作で工夫された点について聞いてみると「幼稚園児の娘が話していた『くらやみこうえんという公園がある』という噂話を活かして描きました。実際は子どもだけが知る楽しい公園らしいのですが、『園児たちだけが知る暗闇の公園』と聞くと不気味な感じがしたので、その雰囲気を活かしたお話を作るようにしました」と語ってくれた。
■温泉で溺れる子どもを発見!?
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新年度の疲れを癒やすためにとある温泉旅館にやって来たAさん。そこには「歩き湯」という歩いて浸かる珍しいお風呂があった。歩き湯は大人が入っても腹くらいまで浸かる深さで、Aさんは子どもは気を付けないと危ないと感じていた。
2-1 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
すると、ふとお湯の中から小さな手が出ているのを発見。子どもが溺れてると思ったAさんは、「今助けるぞ。掴まれぼうや!」と言ってその子どもの腕を掴んで引き上げようとする。けれど子どもの腕は骨がむき出しで、もの凄い力でAさんを温泉の中に引きずり込んでゆく…。
今回はGWに読みたい2つのホラー漫画を紹介した。色白ゆうじろうさんはほかにもホラー漫画を公開しているので、興味がある方はぜひ一度読んでみて!
取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)
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