
女形の華麗なる衣装に身を包み、向かい合う二人の美しき男たち——。2025年6月6日(金)公開予定の映画「国宝」のポスタービジュアルがついに解禁された。互いに見つめ合う吉沢亮さんと横浜流星さんの表情からは、これから繰り広げられる壮大なドラマの予感が漂う。
映画「国宝」ポスタービジュアル
本作は、「白ゆき姫殺人事件」「怒り」などで知られる吉田修一さんが、自身の歌舞伎黒衣としての3年間の経験を基に書き上げた渾身の長編小説を映像化したもの。任侠の一門に生まれながらも、父を亡くし歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・立花喜久雄が“国宝”となるまでの物語を描く。
吉沢亮さんが白塗り姿で舞台に立つ
主人公・喜久雄を演じるのは、類まれな美貌を持ちながら、どんな役でも演じ切る圧倒的演技力で、脚光を浴び続ける吉沢亮さん。一方、喜久雄のライバルとなる歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介を演じるのは、第48回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞が記憶に新しい横浜流星さん。才能と嫉妬、尊敬と競争心——、正反対の出自を持つ喜久雄と俊介の関係性が、この物語の重要な軸となる。
喜久雄の親友でありライバル・大垣俊介役の横浜流星さん
さらに、渡辺謙さん、高畑充希さん、寺島しのぶさん、田中泯さん、永瀬正敏さん、森七菜さんなど、豪華俳優陣が脇を固める。
上方歌舞伎の名門・丹波屋の看板役者・花井半二郎役の渡辺謙さん
高畑充希さん、寺島しのぶさん、森七菜さん、永瀬正敏さんら豪華キャストが出演
本作のメガホンを取るのは「フラガール」で日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞を受賞した李相日監督。脚本は「サマー・ウォーズ」の奥寺佐渡子さんが手がけ、撮影には「アデル、ブルーは熱い色」でカンヌ映画祭パルム・ドールを獲得したソフィアン・エル・ファニさん、美術には「キル・ビル」の種田陽平さんと、国内外の一流スタッフが集結。また、四代目中村鴈治郎さんが歌舞伎指導として参加し、本編にも俳優として出演している。本物の女形の所作が、吉沢さんと横浜さんの演技にどう反映されるのか、その点も大きな見どころだ。
人間国宝・四代目坂田藤十郎を父に持ち、2019年には紫綬褒章を授与された中村鴈治郎さん
中村鴈治郎さんから歌舞伎指導を受ける吉沢亮さん
ベールに包まれた歌舞伎の内側で、喜びと苦悩、成功と挫折を繰り返しながら、ただ一人“国宝”と呼ばれる高みを目指す男の魂の軌跡。その圧巻のクライマックスは、ぜひスクリーンで体感してほしい。
その才能は、血筋を凌駕するー。映画「国宝」2025年6月6日(金)公開へ
映画「国宝」概要
公開日:2025年6月6日(金)
監督:李相日
脚本:奥寺佐渡子
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希、寺島しのぶ
森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作、宮澤エマ、田中泯
渡辺謙
原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東宝
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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