
「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう(@TheeKick)さんが描くのは色白マッチョな〈腕のお化け〉の話。
ある日、高校の校庭に現れた腕のお化け。霊感がある者にしか視えない存在なのだが、どうやら腕のお化けを目撃できた高校生が3人ほどいた様子…。しかし詳しく聞いてみると、ひとりの女子高生の発言に違和感が。彼女が抱える秘密とはいったい…?
17話P1-1 / 漫画=小菊路よう
17話P1-2 / 漫画=小菊路よう
17話P1-3 / 漫画=小菊路よう
――愛葉さんはピンク色、三枝さんは黄色の髪色で描かれています。キャラクター作りにおいて、モチーフとなるカラーはどのように考え出すのでしょうか?キャラクターが先にあって、そこに似合う色を見つけるのでしょうか?あるいは色から考えるのでしょうか?
小菊路ようさん(以下:小菊路よう):大体においてキャラクターの性格を考えると同時にカラーが浮かんでいます。たとえば、クールなキャラは寒色系、穏やかなキャラクターは暖色系、などですね。
17話P2-1 / 漫画=小菊路よう
17話P2-2 / 漫画=小菊路よう
――三枝さんによれば、「赤は憎悪の色、最も危ない警戒色」とされているようです。こちらの解説をお願いします。
小菊路よう:テレビの心霊番組で「心霊写真に写る赤いオーラは危険でヤバイ」みたいなことを見たことがあるのでそれを思い出して描きました。
17話P3-1 / 漫画=小菊路よう
17話P3-2 / 漫画=小菊路よう
17話P3-3 / 漫画=小菊路よう
――三枝さんを心の底から信じる愛葉さんに尊さを感じました。身長差や髪型などのキャラデザイン、キャラ同士の感情の向き、友情度合いなど、複数のキャラを立体的に作り出す秘訣を教えてください。
小菊路よう:この場合は、小さいけど強がりな三枝さんを描きたかったので、それが活きるようにキャラクターを考えていった感じです。私の場合は見せたいキャラクターを1人つくると周りのキャラクターも考えやすくなります。
17話P4-1 / 漫画=小菊路よう
17話P4-2 / 漫画=小菊路よう
17話P4-3 / 漫画=小菊路よう
――焦って大汗かきまくっている三枝さんがとてもかわいかったです。それに対して、素直な森君も尊いです。中学2年生を描くうえで気をつけた点などありますか?
小菊路よう:自分が何でもできるという万能感と弱味を見られたくないという気持ちが描けるといいなと思いながら描いていました。
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