
立て続けに起こる怪現象に驚く男性 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回は過去にウォーカープラスで紹介した「送り火(1)~(2)」をお届けするとともに、著者に不吉な体験談についても話を聞いた。
「送り火」1-2 / 画像提供:色白ゆうじろうさん
旧名家のA太郎とお母さんは、お盆に家の庭で迎え火を焚いていた。お母さんが迎え火を焚くのは珍しく、「お父さんの十三回忌だから?」と聞くと、お母さんは「今年はB代ちゃんの初盆でしょう盆?会いに来てくれるだろうから…」と話す。
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B代はA太郎の許嫁だったが、なんと年始早々に自殺だと思われる遺書を残して亡くなったという。B代のことを思い出したA太郎を察して、お母さんは「この盆はB代ちゃんを思ってあげましょう」と優しく声を掛ける。
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B代が死に場所に選んだのは、A太郎の部屋から見える古井戸。両家を恨んでいたのか、A太郎家の古井戸に身を投げたのだ。盆を迎えると、A太郎の周りでは次々に不吉な出来事が起き始める。
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誰かが部屋のドアをノックするような音が聞こえたり、B代とのツーショット写真が落ちてフレームが割れてしまったり…現象はどんどんエスカレートしていく。
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A太郎は次第にB代の霊を恐れるようになり、お母さんもその現象に気が付き始める。ようやく盆の終わりがやって来て、「せめて盆が終われば…」と辛抱を続けるA太郎。
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しかしその晩、ついにB代の霊が現れて「お盆だから帰って来たのよ…」と話す。そして、お盆にやって来た衝撃的な事実を語り始め、事態は急展開していくのであった。
著者に不吉な体験をしたことはあるか聞くと「10年くらい前に田舎で藪の草刈りをしていたとき、石を踏んづけたのです。そこは元々墓地だったそうで、古い墓石だったのですが、踏んづけた足が病気でしばらく動かなくなったことがありました」と話してくれた。
果たして、B代の霊を見たA太郎はどうなっていくのだろうか…!?色白ゆうじろうさんはほかにもホラー漫画を公開しているので、興味のある人はぜひ読んでほしい!
取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)