
「師匠」と呼びたいのはなぜ? / ■画像提供:(C)Fuki
高校生になって友達との付き合い方に悩む女子高生の白瀬ちなし。群れることが嫌いな、上土師匠人(かみはじ たくと)の姿を見て彼を「師匠」と慕い、人間関係を学ぼうとする。pixivで人気の『ちなしと師匠』がリニューアルを加えて書籍化。今回は、作者のFuki(@fuki_ii)さんに話を聞いた。
■他人を信用しない匠人とどこまでも真っ直ぐなちなし。2人の掛け合いが織りなす本作の見どころとは?
ちなしと師匠(1) / ■画像提供:(C)Fuki
ちなしと師匠(2) / ■画像提供:(C)Fuki
ちなしと師匠(3) / ■画像提供:(C)Fuki
本作の見どころについてズバリ、「不器用な2人がどう成長していくか楽しんで頂けると嬉しいです!」と話すFukiさん。pixiv版ではこの不器用な2人の関係性が絶妙なところで終わっていて、「どうか続きを」と言うハッシュタグも付くほど読者からの人気を集めている。気になる2人の今後の展開については「あまり無責任なことは言えませんが、趣味でイベントの話の続きを描きたいなと思っています。特にクリスマスのエピソードで『来年は一緒にクリスマスパーティーをしよう』と約束していたので、そこら辺のエピソードを描きたいです!」と意欲的な話を聞くことができた。
友達未満のような距離感から、恋人未満のような関係性へと少しずつ展開していく胸キュンストーリー。この物語について「読者の方がこれは恋愛の物語だと感じれば恋愛だし、友情と思えば友情の物語。自由に解釈してほしい」と話す理由には、Fukiさんの「言葉で表しづらい絶妙な関係性を漫画で描きたい」という思いが込められているのだろう。
他人を信用しない一匹狼の匠人と、その彼を「師匠」と崇め慕う真っ直ぐなちなし。2人が織りなすストーリーは、大きな流れはそのままにさらなるキャラクターの掘り下げや補完、絵に対する加筆などを加えてリニューアルされたのち書籍化されている。Fukiさんのこれからの作品展開が待ち遠しい。
取材協力:Fuki(@fuki_ii)