
人が大好きで、とにかく人に構われていたい白猫のミコさん。そのコミュ力の高さは飼い主の想像の上をいくときもあるようで…!
漫画家の久川はる(@hisakawa_haru)さんは、常日頃、疑問に思っていることがあった。それは「ミコさんの甘えん坊は自分以外にも発揮されるものなのか…?」ということ。そう考えているとき、ちょうど久川さんの母が家にやってきた。初対面のミコさんはどう出るのか…!
次の瞬間、久川さんは卒倒した!!「初対面で膝乗りだと…!?」。ミコさんは迷わず久川さんの母の膝の上にピットイン。その数秒後、母の目からは滝のような涙が…!その涙のワケには、猫飼いさんなら納得のエピソードがあった!
そんな人なつこいミコさんだが、唯一違う反応を見せた人物がいた。久川さん自身もそのとき初めてミコさんの威嚇を見たという。その人物について久川さんに話を聞いてみた。
――ミコさんが威嚇だなんて信じられません。ズバリその人物とは誰でしょうか?
兄です。ミコさんは私の友人や母には初対面でも膝に乗ったりしていたんです。威嚇しているところを見たのは初めてだったので、私も驚きましたね。
――作中ではお兄さんサイドの心情はあまり描かれていませんでしたが、そのときのお兄さんの反応は?
結構ショックを受けている様子でした(笑)。私が「とっても甘えんぼの猫だよ」と以前から話していたから余計に…。どうもミコさんは男性が少し苦手なようです。
――貢ぎ物を持って現れるお兄さんが健気でした。今ではすっかり仲良しですか?
数カ月かかりましたが、今ではとっても仲良しです!ミコさんはお尻を叩かれるのが大好きなんですが、私よりも兄の方が叩くのがうまいらしく、兄に対してはよくお尻叩きを要求しています(笑)。
ミコさんが主人公の「愛されたがりの白猫ミコさん」は出版後すぐに重版出来もした、売れ行き好調のコミックエッセイだ。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんの写真が多数収録。ファン垂涎の一冊となっているのでぜひチェックしてみて。
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)