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【パワハラ体質なお局】威圧的で口調も怖い先輩を話せなくしたら、会社の雰囲気がよくなって?「心のブス」を撃退する方法【作者に聞く】

  • 2024年5月13日
  • Walkerplus

「この資料、何がダメなのかわかる?」教育係の坪川は、威圧的な態度で口調も怖い。後輩は委縮しつつ「すみませんでした。次はもっと頑張ります」と、謝罪。それでも坪川は、「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」と、さらに追い詰めてくる――!?「同じ顔の女」で12万いいねを獲得した白梅僚人(@eiichi_manga)さんの新作漫画「心のおブス絶対殺すマン」を紹介しよう。


■無意識にパワハラじみた言動をしてしまう教育係
坪川に怒られて「作り直してきます」と、立ち去る後輩。坪川はやり取りを見ていた上司に呼び出され、「新人に辞められても困るし、君もその方が仕事に集中できるだろう?」と、教育係を降ろされた。

会社の人たちから頼られていた坪川は、いつの間にか「できない人」が気になるようになり、「自分がやった方が早い」と思うようになっていた。言い方がきついし、感情的だと気づかなかった。しかし、突如現れた魔法少女に「心のブスを退治する」と、声が出ないように魔法をかけられてしまう。

坪川が風邪を理由に社員の人たちと無駄な会話をせずに過ごしていると、少しづつ会社全体の雰囲気がよくなっていることに気づいて――?

■パワハラという行為は非合理的。ちょっとしたきっかけで変わることができる
長く勤務していることで口うるさく意見を言ってきたり、自分の非は認めないが人の間違いは指摘する、不機嫌を隠さず社の雰囲気を悪くする人がいる。今回はパワハラ体質を改善する漫画を描いた白梅さんに話を聞いた。

――本作の制作のきっかけを教えてください。

過去のパワハラ体験です!これは実習あるあるかもしれませんが、過去に実習先で指導者にパワハラじみた言動を受け不快な思いをしたことがありました…(笑)。しかしある時、「指導者の指導内容そのものには、ためになる部分があったかもしれない」と気がつきました。その時に相手の印象が、“パワハラする怖い人”から“適切な指導や感情コントロールする心の余裕がない人”になって、そこに人間らしさを感じたんです。この出来事をきっかけに、今回いわゆる「お局様」を主人公にしたお話を作りました。無意識にパワハラじみた言動をしてしまう人も、ちょっとしたきっかけがあれば変わることができるのかもしれないという想いを込めて描きました。

――本作は自分が「パワハラ体質」だということに気づかせるのが、大きなポイントだなと思いました。見どころや見てほしいところはありますか?

見どころは、無自覚にパワハラをしていた主人公が改心するシーンです!パワハラをしていた主人公が何を考え、最後どのように改心するのか。ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです...!また、魔法少女補佐のたぬきの「たぬきゃ」がかわいく描けたので、そちらもぜひご注目ください!

――ラストの改心がよかったです。このように話を持っていくのは、大変ではありませんでしたか?

どうしたら改心できるのかという点は考えましたが、主人公には救われてほしいという気持ちは最初からありました。そもそも、パワハラという行為は非合理的です。そんなことは多分皆わかっていて、それでもパワハラじみた言動をしてしまう人は、実は追い詰められていたり苦しんでいたりするのではないでしょうか。なので、パワハラで周囲に嫌われていながらも仕事には一生懸命取り組んでいた本作の主人公が、「私は会社に必要ない」と気づかされたまま物語が終わるというのはあまりに救いがないと思いました。人間は誰しも本作の主人公のように「心のブス」を持っています。しかし、本作の主人公も私たちも、ちょっとしたきっかけがあれば「心のブス」を退治してより美しく生きていくことができるはずです。そう信じていたいので、このラストを描きました。

――今後、続編の予定はありますか?

現在立て込んでおり、すぐに執筆は難しいのですが…。落ち着いたらまた続編を描きたいです!

――読者のみなさんにメッセージをお願いします。

いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。いただいたコメントやいいね等の一つひとつに元気をいただいております。また、現在執筆中の原稿や今後お見せできる予定の新作漫画などがたくさんあるので、そちらも読んでいただけたらうれしいです!新作をアップする際にはXで告知するので、ぜひフォローをよろしくお願いいたします。


ラブコメの読切漫画「二階堂先輩の秘密」は、コミックDAYSで公開中のほか、Xで12万いいねの反響があった「同じ顔の女」も読むことができる。

取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)

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