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ファンならわかる?沖縄の和食店の一角で「ウルトラマン」オリジナル紅茶を販売しているワケ

  • 2024年3月29日
  • Walkerplus

沖縄県南風原町の和食店「松風苑」の敷地の一角にある「金城哲夫資料館」で、日本が世界に誇るスーパーヒーロー「ウルトラマン」のオリジナル紅茶が発売された。パッケージだけでなく、紅茶自体も本格派の逸品。ウルトラマンファンも紅茶ファンもぜひゲットしたいところだ。しかしそもそも、なぜ沖縄で「ウルトラマン」なのだろうか?

突然だが、金城哲夫さんをご存知だろうか。「もちろん知ってるよ!」というあなたは相当な「ウルトラマン」通だろう。そう、金城哲夫さんは、あの“特撮の神様”円谷英二さんのもとで「ウルトラマン」誕生に深く関与した脚本家だ。彼の執筆した脚本は「正義の味方が、人間を襲う悪い怪獣をやっつける」というシンプルな構造ではなく、時に「悪いのは人間なのではないか」とすら思わされるような内容もあった。世相も反映させながら、重厚な世界観で紡がれたストーリー。「ウルトラマン」が年齢を問わず、時代を超えて楽しまれる作品となったのは、彼の功績によるところも大きい。

「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の脚本家として活躍したあと、生まれ故郷の沖縄に戻った金城さんは、その後不幸な事故により若くしてこの世を去ってしまう。しかし彼が執筆していた部屋は今も「金城哲夫資料館」として残されている。そして今回発売になった商品は、この資料館を訪れる「ウルトラマン」ファンのためのお土産として新たに開発されたものなのだ。

金城哲夫資料館のある沖縄県南風原町(はえばるちょう)は農業の盛んな町で、さまざまなフルーツが生産されており、中でも「スターフルーツ」が名産品となっている。上品な甘味と酸味が感じられるうえに、断面が“星の形”をしているところが特徴的。「ウルトラマン」の科学特捜隊のバッジのモチーフも同じ“流星”だ。
 

今回発売されたオリジナル紅茶は、そんなスターフルーツとなじみのいい南国らしい香りが楽しめるフレーバーティー。手掛けたのは栃木県宇都宮市にある「Y’s tea」のティーブレンダー、根本泰昌さん。全国各地でストーリーのある“ご当地紅茶”を開発しているフレーバーティーの第一人者で、根本さんの作るフレーバーティーの優美で繊細な香りは、多くの紅茶ファンから支持されている。

そんな根本さん自身も大の「ウルトラマン」ファンだ。金城さんへのリスペクトから、南風原町に足を運び、スターフルーツの生産者を訪れ、ご家族とも意見交換をしつつ、南国らしさを感じさせるオリジナルのフレーバーを作り上げた。

なお、スターフルーツはその“星の形”が重要なので、割れないように厚みを調整しつつカットして、職人の手でひとつずつ乾燥させてドライフルーツにしている。紅茶に浮かべることで、見た目にも楽しめる仕上がりに。もちろん、このドライフルーツは食べることもできる。

さらに今回の商品は、紅茶だけでなく“おまけ”もある。金城哲夫さんが手掛けた「ウルトラマン」および「ウルトラセブン」の脚本から抜粋した“名言”のマグネットカードが、各商品につき1枚ずつ入っている。背景のイラストは「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のオープニングで使われていたもの。どの名言が入っているかは開けてみてのお楽しみ。全8種類、コンプリートしてみたい。

また、パッケージの缶自体も、ウルトラマンの胸部をモチーフにしたこだわりデザイン。紅茶を飲み終えたあとは小物入れとして使えそうだ。ちなみに真ん中の“カラータイマー”の部分は取り外しが可能なマグネットになっている。

「ウルトラマン」ファンにたまらないこのオリジナル紅茶は、なんと現地でしか購入することができない。また、スターフルーツの量に限りがあるため、毎年作ることができる量も決まっているのだとか。ぜひ、このレアアイテムをゲットするため、「金城哲夫資料館」を訪れてみてはいかがだろう。

「ウルトラマンのスターフルーツフレーバーティー」 
内容量:6グラム(3袋)、乾燥スターフルーツ3枚、マグネットカード1枚
価格 :3000円(税別)
原材料:紅茶、スターフルーツ、香料



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