サイト内
ウェブ

「怒りで人を打ち負かしたくなる」パワハラ編集長は助けを求めて精神科に…怒りの背景にある「感情」に気づくためには【作者に聞く】

  • 2024年2月11日
  • Walkerplus

精神科の病院を舞台に、さまざまな患者さんの生き方や心の病気との関わりから私たち自身の“こころ”を考えていく、水谷緑(@mizutanimidori)さんの漫画「こころのナース夜野さん」。今回は、出版社で編集長になった飛鳥が「パワハラがひどい」と指摘を受け、自分の感情と向き合う様子を描いたエピソード「パワハラの背景」を一部紹介。合わせて、作者の水谷緑さんにも話を伺った。


■「怒りの背景にある感情に気づいて、自分を労わると変わる」

常々「自分はちゃんとした人間でありたい」と思っている飛鳥は、編集長という立場になってから些細なことで怒るように。言い過ぎたことは自覚しつつも、思ったように動いてくれない周囲に苛立ちは募るばかり。そんなある日、飛鳥は上司との人事面談の席で、「飛鳥のパワハラに耐えかねている」という訴えが複数人の部下から上がっていることを告げられてしまう。

それを聞いた飛鳥は、自身の怒りをコントロールする方法を知ろうと夜野さんの勤める精神科に相談することに。感情を抑えられなくなったのはいつ頃からなのか、何が原因なのかなどを探りながら、「エンプティチェア」と呼ばれる心理療法のアプローチを体験していく飛鳥。医師のアドバイスを元に部下への対応を改めるよう努力を始めるが、家庭内では怒りを抑えることができず…。

水谷さんに“怒り”を題材にした理由を尋ねると、「怒りとの付き合い方は難しいなと思い、取材して描いた話です。怒り自体は、自分を守るための大事な感情ですが、それを他人に否定しながら出すと関係が悪化したり縁が切れます。怒りの背景にある感情に気づいて、自分を労わると変わります」と明かしてくれた。

感情を抑えられなくなった飛鳥は、どのように自分の心をコントロールしていくのか?飛鳥が怒りの背景に気づいて変わろうとする物語の続きは、ぜひ「こころのナース夜野さん」第5巻でチェックしてほしい。



画像提供:『こころのナース夜野さん』(C)水谷緑/小学館

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.