
駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(元Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。2024年1月に「あなたの責任ですよね?」の漫画を投稿し、駅員のあるあるをテーマに描かれた作品である。本エピソードを紹介するとともに、著者に「子どもが切符を紛失した」と言ってくるような大人などについても伺った。
ペン助がいつものように駅にいると、1組の親子がやって来る。そして、母親が「バラ駅から乗って来たんですけど、この子に切符を持たせたらなくしちゃったみたい」と説明する。
ペン助は規則通り「紛失したときは再収受しますので250円ですね」と伝えると、母親は驚いた顔をして「子どもなんですよ!?仕方ないでしょ!!大人の私が無くしたなら払いますがね!!」と文句を言うではないか!?
けれど、そもそも子どもに切符を渡したのは母親本人のはずだ。ペン助は「だったらあなたが責任を取るべきでしょ?」と言うと、母親はひたすらギャーギャー文句を言い続ける。そして、翌日本社にクレームの電話がかかってくるのであった…。
――実際にこれまで「子どもが切符を紛失した」と言ってくるような大人はいましたか?
そういう親御さんはいましたね。「子どもがなくしたから仕方ないですよねー(笑)」って笑顔で言ってくる人。僕はそういうときは必ず再収受していました。というか、子どもが無くそうが親が無くそうが、もう一度お金をもらうのが普通なんです。勘違いしてる人が多いんですよね。
――最近ではIC系カードが普及していますね。切符やIC系カードにまつわる余談があれば、お聞かせください。
最近だとモバイルICカード、つまりスマートフォンにICカードを入れてる人が多いと思うんですが、驚いたことに通学定期券まで登録することができるんですよ!時代は変化していくので、置いていかれないようにしたいですね。
たとえ子どもが切符をなくしても、駅の対応としては再収受をすることが基本だ。子どもが切符で改札を通ったら、親は子どもから切符を回収したほうがよさそうだ。それ以外でも、子どもに切符は渡さないほうが安全かもしれない。SNSやブログではほかの作品も投稿されているので、興味があれば読んでみて!
取材協力:ザバック(@theback_blog)