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まさか…の【おじさん→かわいい子猫に転生】両親から「天才だ!」と褒められ、それを鵜呑みにしてしまった作者に聞く『ねこおじ』誕生秘話

  • 2023年12月16日
  • Walkerplus

トラックに轢かれたおじさんが、かわいい子猫に転生してしまう姿を描いた「ねこに転生したおじさん」(通称・ねこおじ)。うっすらと描かれている前世のおじさんの姿と、目がくりくりしている子猫のキュートな佇まいがいいコントラストとなっており、子猫だと思って近づいてくる人々と戸惑うおじさんの内面がコミカルに描かれ人気を集めている。このほど、作者のやじま(@yajima_en)さんにインタビューを敢行。「ねこおじ」誕生秘話や今後の展開について語ってもらった。

■「両親から『天才だ!』とむやみに褒められ、それを鵜呑みにしてしまった」(やじま)

2023年2月5日に投稿した1枚のイラストから始まった「ねこおじ」。目が覚めたら人間から小さな子猫になっていたおじさんは、勤めていた会社の社長に拾われると、「ぷんちゃん」と名付けられた飼い猫として生きていくことに。X(旧:Twitter)で毎日24時前後に最新話が公開されており、さまざまなキャラクターが登場するなど広がりを見せている。

そんな本作を手掛けるやじまさんに漫画を描き始めたきっかけを尋ねると、「漫画を描くきっかけは、漫画が好きだった両親の前で絵を描いたところ『天才だ!』とむやみに褒められ、それを鵜呑みにしてしまったところから始まりました」と、ユーモアを交えて振り返る。

これまで描いてきた作品については、「2017年頃から描き始めて、SNSでの発表も含めますと、『くまちゃん、書店で働く』『くまちゃんのどうぶつ通訳』『しんぱいいぬ』『竹書房さんの雑誌で実録もの』『学習参考書の教育マンガ』『猫のおふくちゃん』『コッペくん』『お化けと風鈴(ネーム担当)』他、企業案件などを経て、現在『ねこに転生したおじさん』を描いています」と、多彩な作品を手掛けてきたことを明かしてくれた。

当初は1枚のイラストで、セリフも「・・・!?」だけだった「ねこおじ」。いきなり5万いいねを獲得したが、「最初は『おじさんがねこになっちゃった!』ということ以外は何も考えていなかったのですが、『このおじさんどうするんだろ…どうなったら楽しいかな…』と考えたり、あとは読者さんのリプ欄へのリアクションを見ながら、おじさんに起きたら楽しいことを毎日考えております」とのこと。何気ないリプライやリポストも、実は作品に影響を与えているかも?

「ねこおじ」の漫画制作で気をつけている点、こだわって点については、「あまり気持ち悪くなったり、エッチな展開にはなって欲しくないな、と思っています。おじさんにそういうことをさせると一気に嫌悪感が出ると思います(笑)。幸い、中のおじさんがいい人そうなので、そういうことはなさそうですが(笑)。あとは毎回、自分自身も見たいと思えるおじさんになってるかをきちんと考えてます(描き終わった後も何度も読み直して笑っています)」と、おじさんのさじ加減には気を配っている様子だった。

取材協力:やじま(@yajima_en)

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