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HKT48、5期生の石橋颯と竹本くるみがWセンターを務める17thシングルが発売!

  • 2023年12月4日
  • Walkerplus

2023年12月20日(水)にHKT48が17枚目のシングル「バケツを被れ!」をリリースする。今作では、加入5年目の5期生、石橋颯さんと竹本くるみさんがWセンターを務めるほか、2022年5月に加入した6期生も5名が選抜入り。また、グループの中心メンバー、3期生の田中美久さんのラストシングルでもあり、次世代へのバトンタッチも感じさせる。そんな最新シングルについて、石橋颯さんと竹本くるみさん、田中美久さんに加え、6期生で2度目の選抜入りを果たした最上奈那華さんに話を聞いた。

■「ずっとセンターをやりたいという想いがあったから涙が出てきちゃった」竹本くるみ
――今回は、5期生の石橋さんと竹本さんがWセンター。おふたりともシングル表題曲で初のセンターですね。

【竹本くるみ】最初、マネージャーさんからすごくさらっと伝えられたんです。本当なのか、冗談なのか。心の整理が全然つかなくて。でも、ずっとセンターをやりたいという想いがあったから涙が出てきちゃったんですけど、泣いてるのに心が追いついてない感じだったのをすごく覚えています。ふわふわした気持ちで家に帰って母に『センターになったよ』と伝えたら、母がボロ泣きしてくれて、そこでやっと実感したというか。私は東京から福岡に来たので、「福岡に来てよかった」と母が言ってくれたのが、本当にうれしかったです。

――石橋さんとWセンターだと聞いたときには?

【竹本くるみ】とりあえず、(石橋)颯と喜びを共有したくて『やったね!』と言ったら颯が『え?なんのこと?』って、まだ知らなくて。私はもう知ってるものだと思ったから、ちょっとごまかしたりしたんですけど(笑)。私が教えてもらった夜にマネージャーさんから「石橋には、まだ言ってないから内緒にして」って連絡があったんですよ。遅いよ!って感じでした(笑)。

■「なこみくさんとはまた違った味や雰囲気を私たち2人で作っていけたらいいなと思っています」石橋颯

――石橋さんはフライング的な感じでのお知らせだったんですね。

【石橋颯】いや、それが私全然気づかなくて、うまくごまかされてました(笑)。そのあと、マネージャーさんからビデオ通話で伝えられたんですけど、家族そろって祖父の家に遊びに行ったときだったので、家族にその場で伝えることができました。でも、言おうとしたら涙が止まらなくなっちゃって。みんなが喜んでくれたのがうれしかったです。記念に家族全員で集合写真を撮りました。

――石橋さんは、高校生の間にセンターになる、という目標があったとお聞きしました。

【石橋颯】そうなんです。ずっとセンターを目標にしていたんですけど、その夢を叶えられない自分が怖くて、ファンの方には言えなかったんですね。でも、今年18歳の生誕祭のときにファンの方に送っているモバイルメールで初めて、その目標をみなさんに宣言して。こうやってギリギリで叶えられて、ファンのみなさんがすごく喜んでくれたのもすごくうれしかったです。

――同期の竹本さんとのWセンターも感慨深いものがありますね。

【石橋颯】くるちゃん(竹本くるみ)とは、コンサートでユニット曲をやったりとか、いろいろ一緒にやらせてもらっているので、お互いに高められるというか。お互いに初めてのセンターだし、2人で支え合いながらできるのかなと思っています。

――HKT48のWセンターシングルといえば、田中美久さんと矢吹奈子さんの「早送りカレンダー」(18年リリースの11枚目シングル)の印象が強くありますが、“なこみく”と呼ばれた田中さん&矢吹さんコンビを、石橋さんと竹本さんの“いぶくる”が引き継いでいく感じもします。

【竹本くるみ】私のなかでもWセンターといえば「早送りカレンダー」だったので、そう言っていただけるのはすごくうれしいです。なこみくさんとはまた違った味や雰囲気を私たち2人で作っていけたらいいなと思っています。

【石橋颯】Wセンターというところで比べられることもあるのかなと思うんですけど、なこみくさんを超えるのではなく、なこみくさんのいいところを学びながら、自分らしく突き進むのが私たちらしいのかなと思っています。

■「アイドルとしての目標は全部、ファンのみなさんと叶えられた」田中美久

――次世代のWセンターという感じで頼もしさも感じますが、なこみくとしても個人としてもHKT48を引っ張ってきた田中さんは、今年12月でグループを卒業。今回がラストシングルですね。

【田中美久】さくちゃん(宮脇咲良)と(矢吹)奈子がHKT48に帰ってきたときに、自分の役目を果たしたなと思ったんですね。やり残したこともないですし、卒業しようと決めたんですけど、HKT48は本当に居心地がよくて。メンバーも優しいし楽しくて、もうちょっと……と甘えちゃって。

【田中美久】でも、インタビューで「アイドルとしての次の目標は?」と聞かれたときに、何も出てこなくなっちゃって、次に進まなくちゃなって。アイドルとしての目標は全部、ファンのみなさんと叶えられたので、それはすごくありがたいことだけど、どこか寂しさもあったんですよね。HKT48に加入して10年。11年目に突入するタイミングで卒業することにしました。

――卒業後は東京に活動の拠点を移すそうですね。

【田中美久】もっと違う場所での活躍もみなさんに見ていただきたいなと思っています。HKT48の卒業生だと村重(杏奈)さんの活躍が本当にすごいなって。最近はHKT48のことを「村重さんがいたグループでしょ」と言われることも多くなってきているんですよ。ちょっとジャンルは違うかもしれないけど、私も卒業後に「美久ちゃんのいたグループ」と言ってもらえるくらい大きく活躍したいなと思っています。

――卒業した村重さんとは「オールナイトフジコ」(フジテレビ)で共演されていましたね。

【田中美久】あれは、なかなかすごかったですよね(笑)。さすが、先輩かっこいいなと思いました。また共演させてもらいたいです!

■「美久さんの卒業シングルでもあるので、精一杯盛り上げていきたい」最上奈那華

――そして、昨年HKT48に加入した6期生の最上さんは、初選抜シングルとなった前作「君はもっとできる」に続いての選抜入りです。

【最上奈那華】前回、選抜入りしてから次のシングルも絶対に入りたいと思いながら活動してきたので、素直にうれしい気持ちでいっぱいです。こうして選んでいただけるのもファンの方の応援があってこそですし、この機会を無駄にせず、また次につながるように頑張っていきたいです。今回は同期がほかに4人、一緒に選抜に入っているので支え合っていきたいなとも思いますし、美久さんの卒業シングルでもあるので、精一杯盛り上げていきたいという気持ちもあります。

――「バケツを被れ!」というインパクトのあるタイトルのシングルですが、初めて聴いたときの印象もお聞かせください。

【竹本くるみ】まず、タイトルにびっくりしました。コンサートのリハーサルとかだと「メロン(メロンジュース)」とか「ビーサン(ビーサンはなぜなくなるのか?)」とか、略されることが多いのでこれも「バケツ」って言われるのかなって思ったりもしました(笑)。

でも、歌詞をよく読むと今のHKT48にすごくあっているというか。「人生はサバイバル。逃げても安全な場所はないから、失敗してもとりあえずバケツをかぶって自分の身は自分で守れ」という歌詞があるんですけど、先輩方が卒業されて、これからどうなるんだろうと思っているところもあるので、この歌詞のように失敗してもバケツをかぶっていけばいいやって。いろいろなことにどんどん挑戦していって、HKT48を広めていけたらいいなという気持ちになりました。

【石橋颯】私もタイトルのインパクトが大きくて、どんな曲なんだろうと思ったんですけど、歌詞を読んだらすごく深い意味があるんだなって。秋元(康)先生は“バケツ”と表現していますけど、聞く方によってはバケツ以外のもの。自分の身を守ってくれるものに例えることができるんじゃないかなと思ったんです。この曲が、心が弱ってしまったときのバケツのような存在。心を守れるような曲になったらいいなと思っています。

【田中美久】自分にとってはラストシングルになるし、Wセンターということもあるので、どんな曲になるのかなとわくわくしていたところに、曲名が「バケツを被れ!」で本当にびっくりしました。(竹本)くるみが言ったように、今のHKT48にぴったりだし、HKT48の過去と未来の間のような曲だなって。何よりバケツを使って踊るアイドルっていないと思うんですよ。斬新でおもしろいし、そこがHKT48っぽくて。私は最後までHKT48らしいシングルで終わるんだなとうれしく思いました。

【最上奈那華】みなさんと同じくタイトルに驚いたんですけど、私自身、人に活力を持ってもらえるアイドルになる、という目標を持って活動しているので、この曲の歌詞を見たときにすごく勇気や元気をもらえる曲だと思って、それがすごくうれしかったです。これを聞いて、みなさんに元気になってもらえたらいいなと思っています。

■「美久さんが安心して卒業できるように、少しでもかっこいい背中を見せられたらいいなと思いました」竹本くるみ

――では、ここで改めて卒業する田中さんへ後輩3人からメッセージをいただけますか。

【竹本くるみ】やっぱり美久さんはずっとHKT48を守ってくださった方なので、そういったすごく大きな存在がいなくなってしまうことはすごく寂しいですし、今回のMusic Videoの撮影のときに、あらためて本当に卒業しちゃうんだと実感して寂しくなっちゃったんですけど、撮影のとき、美久さんがけろっとした顔で笑顔だったので、逆にすごく寂しいよ!って言いたくなりました。

最近だとチームKⅣに加入して、美久さんとは一緒に公演に出る機会もあったんですけど、ちょっと不安なことがあったりすると美久さんがすぐに気づいて「大丈夫?」って声をかけてくださることに、本当に救われていて。今回のシングルでは、私と颯の間というか、私たちを支えるような立ち位置で踊ってくださるフォーメーションもあるので、美久さんが安心して卒業できるように、少しでもかっこいい背中を見せられたらいいなと思いました。

美久さんはオールマイティーで、不得意なものがないというか、私たちは完璧な美久さんしか見たことがないんですけど、きっとそれは努力の積み重ねで作られたものだと思うので、これからもきっといろいろと成し遂げてくださるんだろうなって。これからも活躍を楽しみにしています!

【石橋颯】美久ちゃんが支えてきたものが大きすぎて、卒業したあと、これからどうなるのかなという不安があるんですけど、今回、「颯がセンターでよかった」と何回も言ってくれるので、その期待に応えられるように、これからのHKT48を引っ張っていけるような存在になれるように頑張りたいです。これまで美久ちゃんが支えてくれたものを大切にしていきます。寂しいですけど、笑顔で見送りたいです。

これまで美久ちゃんはHKT48のことを一番に考えてくれていたので、これからは自分のことを大事にしていってほしいなと思います。

【最上奈那華】私はまだ加入して1年ちょっとなので、短い時間しか一緒に活動できなかったんですけど、そのなかでも美久さんからパワーや元気をたくさんもらったので、それをファンのみなさんに私が今度は届けたいなと思っています。

美久さんのように明るく元気に活動していきます。美久さんが卒業したあとも、個人として一緒にまたお仕事できるように頑張ります!

■「自分がずっと見てきたくるちゃんがセンターまで育ってくれたのが本当にうれしい」田中美久

――それを受けて、田中さんからみなさんへ一言、お願いします!

【田中美久】くるちゃんは、オーディションの前のセミナーのときかな、そこに来てくれたときに私が見つけて、当時の支配人さんに「絶対かわいい!」って伝えたんだよね。

【竹本くるみ】美久さんがいなかったら、私ここにいないと思います。

【田中美久】いやいや、最終的にはくるちゃんの力だから。でも、やっぱり自分がずっと見てきた子がセンターまで育ってくれたのが本当にうれしくて。これからHKT48を引っ張っていく立場になるし、大変なこともたくさんあると思うけど頑張ってね。

【田中美久】颯は、センターが似合う子だなってずっと思っていたんだよね。キラキラしているからこそ、真ん中に立って周りをキラキラさせる力があるし、どこのポジションにいても目立つなって。これからも持ち前の明るさでみんなを笑顔にしてほしい。私、楽屋ですごくうるさかったでしょ?これから楽屋でうるさい人がいなくなるから、颯が楽屋を元気に盛り上げてね。頼んだよ(笑)。

【田中美久】奈那華は、パフォーマンスが上手だから、これからの成長が本当に楽しみです。最初から選抜で不安になったり、重圧を感じたりしたと思うけど、奈那華が選抜にいることでより選抜が輝くというか、奈那華の存在は大きいと思うので、これからも自信を持ってね。

――なんだかちょっとじーんとしてしまいますね。では、最後に改めてシングルの発売を楽しみにしてくださる方にメッセージをお願いします。

【竹本くるみ】今回はWセンターということですけど、初のセンターでどう盛り上げていけばいいんだろうとか、不安もわからない部分もたくさんあるんですけど、センターになれたのはファンのみなさんのおかげだと思うので、これからも応援してくださったらうれしいです。このシングルでみなさんに感謝の気持ちを届けていきたいです。

【石橋颯】いつも応援してくださるファンのみなさん、ありがとうございます。私たちアイドルはファンの方がいないと存在できないなといつも思っています。みなさんの応援がこの曲で描かれている“バケツ”のような存在で、すごく支えになっています。ファンの方にこれからも恩返しができるように頑張りますので、これからも私の“バケツ”でいてください。

【田中美久】約10年間応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。私の最後のシングルですが、加入した当時からはメンバーもずいぶん変わって選抜の中では一番先輩のほうになってしまいました。秋元先生からいただいたHKT48にとって大切な曲を、最後まで盛り上げていきたいなと思います。私は年内には卒業しちゃうんですけど春頃にコンサートもさせていただくので、昼は私がいない新しいHKT48のコンサート、夜は私の卒業コンサートと、全然違う内容のコンサートを見られると思うので、ぜひそちらのほうにも足を運んでいただけたらうれしいです。卒業しても変わらず応援し続けていただけたらと思いますので、これからもよろしくお願いします!

【最上奈那華】いつも応援してくださるファンのみなさん、ありがとうございます。こうやって選抜で活動できるのもファンのみなさんがいてくれるおかげです。これからも素敵な姿を見せれるように努力していくので、一緒にいろいろな新しい思い出をたくさん作っていけたらいいなと思います。この曲をたくさん聴いてくれるとうれしいです!

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi 

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