祝・100歳を迎えたヤス子ばあちゃん!しかし「これ以上時を刻んでもねぇ」と本人は受け入れがたいようで?1世紀の重みと人生100年時代【作者インタビュー】

  • 2023年11月22日
  • Walkerplus

100歳以上の人口は高度成長期から増え続け、今や9万人を超え「人生100年時代」と言われるようになった。富山在住のヤス子ばあちゃんもその1人。今月でめでたく100歳!百寿を迎えた。自分のことはできるだけ自分でをモットーに、おもしろエピソードと愛らしいふるまいを見せてきたヤス子ばあちゃん。そんな様子をたばやん(@obaatyanntoissy)さんが家族漫画「おばあちゃんと一緒」として描いている。今回は、お誕生日に多くの人にお祝いされた様子を伺った。


イラストレーター兼漫画家であるたばやんさんは、現在看護roo!にて『終末期の患者さんのためにできること』や『実習中、患者さんに無視されたら?』などを題材に、看護学生や看護師の体験談を漫画化。看護の中でぶつかる壁や報われる気持ちなど、ナースのお仕事を描く。

■ まるで徹子の部屋みたい!?大好きなお花で満たされた誕生日!
真夜中に生け替えをするほどお花が大好きなヤス子ばあちゃん。誕生日に親戚から届いた豪華なお花を撮影して、お礼の電話をして、来客対応を済ませるとどうやら疲れた様子。「ちょっと休んでおいでよ」とたばやんさんが言うと――。

「うん」とうなずきながらも、いただいたお花を花瓶に生け替えるたばやんさんの姿を見ると、疲れも吹き飛んだようで目の色が変わった。キリリとした眼差しは、すでに華道モード!生花を生けることは、ヤス子ばあちゃんの楽しみなのだ。「この花を左のほうに刺してみんまいけ」「もうちょっと左」「曲げてみて」と、師範魂に火がついた。

■ヤス子ばあちゃんは、100歳を迎えたことを受け入れがたい様子?
本作では、100歳のお祝いに福祉課から手紙や記念品が贈呈された。しかし、ヤス子ばあちゃんは贈呈品に全く興味がない様子。めでたく100歳を迎えられたけれど、内心ではどのような気持ちだったのだろうか?作者のたばやんさんにお話を伺った。

――漫画を拝見すると、どうもヤス子ばあちゃんは100歳になることがあまりうれしくなかった様子ですが?

そうですね、うれしくなかったみたいです(笑)。数日前からそのことを言われると「言ってくれるな」と嫌がっておりました。

――このあたりは「もう年齢を重ねたくない」というような心境で合っていますか?

そうですね、やっぱり「100歳」という響きがとても大きかったのではないか…と思います。1世紀になりますし、自分がその年齢になるということが、まだ信じられなかったのではないかと思います。

――100歳を迎えられてからは、どうでしたか?

いざ迎えてみると、まだまだ受け入れている感じはしませんが、周囲からのお祝いの言葉やお花などをもらってなんだかうれしそうな表情もしておりました(笑)。

――祝・100歳を迎えた「おばあちゃんと一緒」ですが、読者の皆様にメッセージをお願いします。

いつも漫画をご覧くださり、ありがとうございます!おばあちゃんを身近に感じていただいたり、更新を楽しみにしてくださったり、あたたかく親身なコメントやメッセージに、こちらも大変励みになっております。皆様の生活の中で、一瞬でもほんのりと漫画を通して寄り添えることができたら、とってもうれしいです。


■取材協力:たばやん(@obaatyanntoissy)

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