
お迎えした新しい家族と少しずつ距離を縮めていく…動物と暮らしたことがあれば誰でも経験があるこの微妙な距離感とそわそわ。かわいくてたまらないけど時間をかけてゆっくりと近づきたい、そんな人間と猫ちゃんのもどかしくも愛おしい日々を描く、井々エビ出汁(いいえびだし)( @ii_ebidashi )さんのチビちゃんとシュンのシリーズをご紹介。
■仕事でどんなに疲れても、家に帰ればチビがいる
気づけば会社と家の往復、潤いのない毎日をたんたんと過ごしていた会社員のシュンに、ある日家族ができる。子猫のチビだ。家に帰ればかわいいチビが待っている、そう思えば仕事だってがんばれる…はずだが?
現実はそうもいかず、人見知りがすごいチビはなかなかシュンに慣れてくれなかった!それでもやっぱりかわいいチビに少しでも近づきたい、せめて見ていたい。だが、そこはぐっとこらえてなるべく視線を向けないよう努力するシュンだった。人間に慣れていない保護猫をお迎えしたことがある人なら、だれでもこの状況にピンとくるのでは⁉︎
見ていないふりをしてそっとチビの大好きなお魚パンを差し出すシュン。おいしいものでつられると、ついつい油断してしまうチビの表情がまた最高にかわいい。心の声がだだもれなところもものすごくかわいい。いつかチビが信頼してくれるようになるその日まで、今は我慢のとき。ゆっくりじっくり、少しずつ家族になっていくチビとシュンのこれからを、一緒に見守っていきたくなる。
■チビとシュンの出会いはいつ?どんなエピソードが?単行本も発売決定!
チビとシュンの三歩進んで二歩下がる⁉︎ような、そんなもどかしい関係を描いた本作。何よりもチビのふとした瞬間の笑顔がかわいすぎて、心奪われるのはシュンだけではないはず。井々エビ出汁(いいえびだし)さんに作品やキャラクターついて聞いた。
――チビにモデルはいますか?
モデルはいませんが、動きや表情は我が家の猫や保護猫の動画を見てそれを参考にしています。
――チビの好きなお魚パンの中身はクリームですか?ほかにも好きな食べ物があったら教えてください
はい、クリーム味です。ほかには甘いものやホクホクのじゃがいも、骨を綺麗に取ってもらった焼き魚とかも好きみたいです。
――チビとシュンの出会いのエピソードを教えてください
出会いのお話は今後漫画にしたいと思っております!お待ちいただけるととてもうれしいです!
――チビとシュンの物語はこれからも続いていく予定ですか?
もちろんこれからも続いていく予定です!ゆっくりと描いていきますので、ぜひこれからもよろしくお願い致します!
個性豊かな獣人たちと、彼らと一緒に暮らす4人との日々を1冊にぎゅっと詰め込んだ「似てないぼくらのふたり暮らし」が12月4日(月)に発売決定。チビとシュンの物語の続きをぜひ楽しみにしていてほしい。
取材協力:井々エビ出汁( @ii_ebidashi )