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坂本龍一、最初で最後の長編コンサート映画が来春ついに日本公開!心に焼き付けたい曲目と宝物のような映画空間

  • 2023年10月27日
  • Walkerplus

坂本龍一の最後のピアノ・ソロ演奏を記録した長編コンサート映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」が2024年春、ついに日本公開となる。

2023年3月に逝去した音楽家・坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサートには、2000年に坂本のためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用してきたヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。

同コンサートは「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム「12」からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、坂本自身が選曲した20曲から構成。坂本が全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、世界にひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。

「Ryuichi Sakamoto | Opus」はヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア後、山形、釜山、NY、ロンドン、東京と世界中の映画祭で賞賛を浴びた。

第36回東京国際映画祭で登壇した役所広司は、「坂本さんに最初にお会いしたときから人間としてとても魅了され、尊敬し、勝手に恩師だと思っています」と坂本龍一との交流について語り、「以前に坂本さんがお元気だったころに対談させてもらって、そのときにスタジオで演奏されている姿を目の前で見たことがあります。そのときは筋力に溢れていらして、その演奏もとても素晴らしかったけど、今日これから見ていただく作品の坂本さんは、そのときのような筋力はないんですね。でも筋力はないけれど、一音一音に気を込めて弾いてらっしゃる姿が、そしていろいろなものを削ぎ落として演奏されている姿がとても美しく、人間はここまで美しくなれるのかと感動しました」と本作の魅力を語った。

「Ryuichi Sakamoto | Opus」は2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか、全国で公開される。

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