家族とは見えない鎖で繋がれている!?36年間両親に虐待され続けた息子が遂に夜逃げを決断【作者に聞いた】

  • 2023年11月10日
  • Walkerplus

子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、Xに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第5~6話を紹介するとともに、著者に依頼者である村田さんの印象についても聞いた。


■息子をばい菌扱いする母親
村田さんは過去に夜逃げを5回も延期し、最後は睡眠薬を大量に飲んで自殺未遂で入院したとのことだ。社長とスタッフが村田さんの家に入ると、村田さんは2階にいるお母さんに「廃品回収の人が来てて…」と事情を説明。しかし、ばい菌扱いされて会話にならず、ドア越しに「お前ら気持ち悪い。今すぐ全員手を洗え」とスタッフたちに言い放つ。荷物の運搬作業は無事に終わったが、これがこの親子の最後の会話だと思うと、悲しく思えるのであった…。



■虐待する家族から離れて新しい人生を歩む依頼者
村田さんの新しい家は、実家から車で20分ほど離れたアパート。36年間親に虐待されてきたが、村田さんにはそれが当たり前の生活だったので、家族から離れたいが離れることが怖い気持ちもあるという。家族を憎んでいたが、いつの日か皆で食卓を囲める日がくるのではないかと微かな期待も持ち続けていた。ひざまずいて涙を流す村田さんに「ようやく離れた家族に囚われるのは、人生勿体ないよ」と励ます社長。その後、村田さんは新しい職場で働き始め、一歩ずつ新しい人生を歩んでいるのであった。



現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。今回は、著者に村田さんの印象についてインタビューした。

――本作に登場する村田さんの印象について、教えてください。

失礼な言い方ですが、年齢に対してかなり老けていらっしゃったので、最初は本当に気づかなくて、この方が村田さんだと知ったときにはやはりびっくりしましたね…。

暴力を振るう家族から離れて、現在は充実した日々を送る村田さん。「夜逃げ屋日記」は2023年6月より書籍が発売し、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現。Xではほかのエピソードも投稿されているので、興味がある人は読んでみて!




取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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