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兄との別れやお客さんとの交流を経て成長する妹の1年間を漫画に。「これからも活躍と幸せを皆で見守っていけたら」【作者に聞く】

  • 2023年10月25日
  • Walkerplus

福島中央テレビの情報番組「ゴジてれ Chu!」で、毎週火曜日に放送されている人気ミニコーナー「にゃん旅鉄道」。「ねこが働く駅」として知られる福島県の会津鉄道・芦ノ牧温泉駅を舞台に、働くねこたちの様子を紹介している。約1分間の短いコーナーながらTVerでは、この4年間で総再生数170万回を突破し、なんと映画も公開された。


「にゃん旅鉄道~さくらの物語~」は、そんな「にゃん旅鉄道」をモチーフにした創作漫画。妹ねこの「さくら」を主人公に、働くねこたちの日常はもちろん、芦ノ牧温泉駅にやって来る人々との実話をもとにしたエピソードや四季折々の風景を、イラストレーターで漫画家のゆきよみさん(@yukiyomi333)が丁寧に描く。

今回は、春になり満開になった桜を眺めるさくら。自分なりに仕事を頑張った1年間を振り返る。

■読者のコメントが何よりのパワーに!
最初は兄の後をついていくだけだったさくらだが、今では1人でしっかり仕事を行うように。さくらの1年間の物語が完結した今の心境を、ゆきよみさんに聞いてみた。

「連載のお話を頂いたのは確か昨年のクリスマス頃で、とてもうれしいプレゼントになりました。そこからは、猫と鉄道漬けの毎日に!猫も鉄道も大好きなので、とても幸せな日々だったと思います。このような機会を与えてくださり、感謝しています」

読者からのコメントが、連載を続けるうえでのパワーになったそう。

「第1回目の連載はとてもドキドキで、『にゃん旅鉄道』ファンの方を裏切ったらどうしよう…と、今までにないプレッシャーを感じました。でもいざ始まってみると、SNSを通じてあたたかいコメントをくださる方がたくさんいて。回を追うごとにコメントをくれる方が増えていき、それがとてもうれしかったです。どれだけパワーを頂いたかわかりません。皆様、あたたかい応援を本当にありがとうございました!」

多くの読者の応援を受けて、10月30日(月)に書籍が発売される「にゃん旅鉄道~さくらの物語~」。書籍化が決まったときの気持ちを教えてくれた。

「『やったー!』と大興奮でした。絵を描く机の上に赤べこがいて、連載中のお守りにしていたのですが、まず最初にこの赤べこに報告しました(笑)。それと共に、皆様に書籍という『形』にしてお届けできることがうれしかったです。応援の声をたくさん頂いていたので、皆様にいい報告ができるなと、ワクワクしました」

書籍ならではの見どころはあるのだろうか。

「描き下ろしが全25ページと満載で、さくら・らぶ・ぴーち・ばす、それぞれにスポットライトが当たったお話になっています。私自身、どのお話もすごくお気に入りです。書籍のテーマは『桜』。いつでも芦ノ牧温泉駅の美しい桜を感じることができる1冊になりました。またフルカラーのフォトギャラリーには、猫たちの写真と共に芦ノ牧温泉駅の皆様のコメントが付いていて、見ごたえたっぷりです。私も夢中で読みました」

最後に、これまで支えてくれた読者へのメッセージをもらった。

「最初はちぃちだったさくらも、1年間で立派なアテンダントに成長しました。芦ノ牧温泉駅では、今日も黄色いベンチで、さくらがお客様をお迎えしています。きっとらぶお兄ちゃんは、『自慢の妹』としてばす先輩にお話ししているのではないでしょうか。これからも、さくらの活躍と幸せを皆で見守っていけたらと思います。『にゃん旅鉄道~さくらの物語~』を最後まで読んで頂き、ありがとうございました!」

10月30日(月)に発売される「にゃん旅鉄道~さくらの物語~」の書籍は、現在予約受付中。こちらもぜひチェックしてほしい。



取材・文=石川知京

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