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テレビの中の女優に「いいなぁ、若くて」抗えない老いに嘆き!祖母の金言「年を取ると若い頃も忘れる」「常に今が一番若い」にジ~ン【作者に聞く】

  • 2023年8月4日
  • Walkerplus

人生100年時代――。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、今や多くの人が耳にしたことがあるフレーズだ。長寿大国と言われる日本に暮らす我々にとって「人生100年時代」は決して他人事ではない。しかし、超高齢化社会の到来と比例するように少子化が進み、単身世帯、孤独死、老年期鬱、高齢ドライバー、老害など、高齢者を取り巻くさまざまな問題はネガティブな印象に偏りがちである。そんな日本の超高齢化社会を明るく生き抜く“最強おばあ”がいた。


“最強おばあ”の孫である、きよまろさん(@sobomiyako98)は、戦争や震災、夫との死別、シングルマザーを経て100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信している。ウォーカープラスでは、「祖母・みや子98歳」をパワーアップさせ「祖母・みや子100歳~年を取るって楽しく愉快だ!~」と改め、筆者・きよまろさんの漫画から、老いることを愛おしく感じられるエピソードを多数紹介していく。今回は、「若さ」をテーマにしたお話を中心に紹介する。

――SNSの普及とともに“見た目がきれいな人”に注目が集まりがちな昨今、老いることへの恐怖心が強い世の中のように感じます。その中で、みや子さんの「未来を嘆かないで今を生きる」という言葉にぐっときました。きよまろさん自身は、みや子さんの言動をどのように感じていらっしゃいますか?

「歳を重ねると、衰えや抱える疾患や残された時間について考えたときに、どうしてもネガティブな感情になりがちだと思います。誰にでも若い頃はそれぞれにあって、そして今日の今が1番若いことも忘れて不平不満をこぼしたりします。ですが、祖母(みや子)は歳を重ねることを楽しんでいたように思います。なので、祖母の言葉は自分への『今を大切に生きる』教訓として、大切にしています」

――みや子さんの姿から得られた教訓は何かありますか?

「『金は出しても口は出すな』のエピソードは今の時代をわかっているなぁ…と感心して描いたエピソードなのですが、祖母の時代は、本来は家の中で1番偉いのは年長者であり、『家族は言うことを聞く』『口は出すもの』であったはずです。ですが、時代のなりゆきをよく知る祖母の言葉は、今を上手に生きるための処世術だと思っています。これまでの価値観を時代背景に合わせて変更できるところは、私も見習いたいものです」



今を生きる老若男女を元気にする、100歳まで生きた“最強おばあ”祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、歳を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

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