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「Goh」福山剛氏が手がける限定イベント!夕暮れの那珂川沿いで野菜が主役のお料理の数々を堪能

  • 2023年7月12日
  • Walkerplus

福岡・博多に昨年オープンした食とエンタメの複合施設010 BUILDING内のレストラン「GohGan」テラスカウンターで、2023年5月20日、21日、世界トップクラスのシェフ・福山剛氏が主宰するAllez-Allez! GohGanが実施された。

Allez-Allez! GohGanは、アジアベストレストラン50に度々選出されている福山氏がシェフやアーティストなどとコラボするスペシャルイベント。第1弾は、2023年6月に大分県由布院に開業したオーベルジュ「ENOWA YUFUIN」のレストラン「JIMGU」のエグゼクティブ・シェフ、Tashi Gyamtso (タシ・ジャムツォ)とのコラボレーション。Farm to Tableの一歩先をいく食体験をレポートする。

各回15名限定の事前予約制で提供された食事は、タシ氏自ら栽培しているENOWAファームや九州一円で採れた新鮮な野菜を使った、独創性あふれる料理や、福山氏によるその日限りのスペシャリテを含めた13皿。安心院ワインなどの九州の銘酒もフリーフローで楽しめる贅沢なイベントだ。

タシ氏は世界の美食家を魅了するN.Y.のミシュラン二ツ星獲得店ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ出身。敷地近くのENOWAファームでは、3年前から畑の土づくりに取り組み、旬の野菜やハーブ、果物を30種類以上、自ら育てているというから驚きだ。

早速1皿目のラディッシュとチップス・ディップが運ばれてきた。瑞々しいラディッシュと、ブロッコリーのピューレにピクルスやハーブ効いたディップソースがやさしく調和していた。茎も葉もそのままのラディッシュを、手づかみでいただくという体験も新しい。

2皿目は、タマネギ、太刀魚、山椒、ポーピエットを使ったGohGanからの一皿。

爽やかなタマネギを割ると、中に太刀魚のリエットとタルタルが詰まっている。タマネギのシャキッとした歯ごたえと柔らかいタルタルの食感のバランスが絶妙だ。

その後も、カブとリンゴをヨーグルトソースで和えたものや、ズッキーニとマーマレードを合わせたディップ、グリルしたアスパラガスにリンゴとアーモンドのソースがかかった一皿など、野菜がしっかりと主役になった料理が続く。どれも野菜本来の味が引き出されていて、これまで食べてきた野菜とは異なる新しい発見があって楽しい。

コースも後半に差し掛かったところでショートパスタが登場。空豆といちご!?と斬新すぎる組み合わせに戸惑いつつも、いちごの甘味酸味にクリーミーなリコッタラビオリが合わさって、さらに空豆のホクホク感がマリアージュするとてもやさしい味わいだった。

最後の料理としていただいたのは、GohGanのスペシャリテの一つといえるベジタブルコルマ。インド料理のスパイスと自由な発想というガガン氏のオリジナリティを受け継ぐカレーは、たっぷり野菜の甘みも加わってクリーミーとスパイシーさが調和した濃厚な旨味が見事だ。

野菜が中心のコースメニューだったが、バラエティに富んだ満足度の高いフルコースだった。タシ氏が提供するクリエイティブな料理の数々は、ENOWA YUFUINで味わえる。食体験をメインとしたラグジュアリーな時間を過ごしてみてほしい。

また、GohGanでは今後も、さまざまなシェフやアーティストなどとのコラボーレーションイベントを不定期に開催予定とのこと。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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