歯ブラシに歯間ブラシを刺して持ち歩く!?杖と手すりで両手が使えなくてもヤス子ばあちゃんの「知恵」は生きている【作者にインタビュー】

  • 2023年6月30日
  • Walkerplus

満99歳を迎えたヤス子ばあちゃん。今日も元気に窓から見える雄大な山を見ながら過ごす、たばやん(@obaatyanntoissy)さん家族漫画「おばあちゃんと一緒」を紹介しよう。ヤス子ばあちゃんの富山弁や豆知識に魅了される人が多く、祖母との思い出も蘇ると人気を集めている。今回は、最近のヤス子ばあちゃんとたばやんさんのエピソードをお届けする。


■ヤス子ばあちゃんの趣味「畑」を今年からたばやんさんが受け継いだものの…!?
足腰が弱ってきたヤス子ばあちゃん。家の中では自分のことは自分でやっているが、畑仕事は現在はおやすみ中。代わりに春に畑を耕し、ジャガイモの種芋を植えたたばやんさんだが、総監督はヤス子ばあちゃんである。

携帯で撮影したジャガイモの様子を見せると、芽かきの方法を教えてくれた。種芋が出てこないように、細い茎を抜くという。「芽かきをしたら、でっかいジャガイモ出来るからぁ」と、実際にそばで教えてもらうことはできないが、半リモートの遠隔会話で畑仕事をこなしている。

そんなある日。ジャガイモの葉が真っ黄色になっていると総監督から報告が。てんとう虫やアブラムシが媒介となってかかるウイルス性の病気らしい。今回は、初めての農作業の奮闘や最近のヤス子おばあちゃんについて、作者のたばやんさんに話を伺った。

ーージャガイモはスクスク成長しているようですが、虫被害は大丈夫でしたか?

ありがとうございます。悲しいことに、モザイク病(アブラムシなどを媒介として葉が黄色く枯れてしまう病気)というものになってしまい、葉に虫よけをかけるなど、もっとマメに見てあげれたら良かったと反省中です。枯れている葉や苗を取り除き、早めに収穫することで収束しました。


ーーいつ頃収穫予定ですか?また、初めての収穫したものを何にして食べるかなど決めていますか?

先日の6月25日に収穫しました。早めだったので小ぶりですが、きれいなジャガイモがたくさん収穫できました。ジャガイモの病気は人体には無害らしいので、ベーコンと一緒にバター炒めにしたり、ポテトサラダを作ったり、楽しんで食べています。味もホクホクで美味しく、いろいろ心配していたのでとりあえず一段落、ホッとしております…。次回は元気に育てたいです!
 
ーー最近のヤス子おばあちゃんの様子はいかがですか?

急に蒸し暑くなってきたので、体温調整が大変な日もありますが、無理せずにゆるゆる過ごしております。

ーーヤス子おばあちゃんが生活で気をつけていることはありますか?

基本、自分のことは自分でやるように心がけていますが、今の自分の能力に見合うように気を付けて、無理せず工夫しながら生活をしております。しんどい日は外に出ず、窓辺から楽しむ。両手が杖や手すりで塞がって、物が運べないので、タオルに包んで蹴って移動する…などです。

ーーヤス子おばあちゃんには癒やされっぱなしですが、たばやんさんにとってどのような存在ですか?

家のなかで会うたびにニコッとお愛想をしてくれて、こちらもニコッと明るい気分になれるので、安心感を与えてくれる存在‥でしょうか?体調の優れない日でもしてくれるので、そこは見習いたいなぁと思っております。


ヤス子おばあちゃんは杖と手すりで両手が使えない時も、歯間ブラシを歯ブラシに刺してまとめて持ち歩くなど、移動手段に工夫を凝らし、知恵を働かせている。

■取材協力:たばやん(@obaatyanntoissy)

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