
茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫に世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやTwitterに漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。
今回は、“奇声”のエピソード漫画をお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、本作について話を伺った。
「ゔぇぇぇ おぁぁぁ」ある日、お昼寝をしていた藤緒さんは、聞いたことのない奇声で目覚めた。更なる「ぼぇぇぇ~」という声に「ポッちゃん!?どうしたっっ」と思わず飛び起きる。
「ポッちゃぁぁ~んっ」と、焦ってポッちゃんのもとへ向かうと…。「よびましたか」とご機嫌なポッちゃんが登場。
「…ポッ…ちゃん?」。うちの子じゃないのかっ!?…となると、その声の主は一体…!?
本作で描かれた出来事について、作者の藤緒さんに話を聞いてみた。
――本作では、奇声がポッちゃんの声かなと疑ったということですが、ミルちゃん、ポッちゃん、朔ちゃんが奇声を出すことはあるのでしょうか?
奇声というか、大きな声と言えばポッちゃんです!彼はトイレでいいのが出たあとは、必ず大きな声を出して走り回ります。「トイレハイ」と言われる状態ですが、ポッちゃんの場合、スッキリして体が軽くなった喜びの表現なんでしょうか、「あおおおーん!」と雄叫びを上げて爆走するんです。
まさしくハイになっているようで。人間で言うなら例えば懸賞なんかが当たってうれしいときに「やったー!うれしいーっ!」とそばにいる人をベシベシ叩いちゃうあの感じに似てるのかなと思ってるんですが、ポッちゃんもトイレハイで叫びながら、たまたまそばにいるミルに飛びかかって逆に怒りを買って追いかけられる…ということがあります。
なので、叫んでる声を聞くと、我が家では即ポッちゃんを想像してしまいます。ミルや朔ちゃんは、そういうことはないんですよねぇ。静かにトイレを済ませて静かに去っていくんですよねぇ。
――今回はお昼の話でしたが、夜にも猫ちゃんの音や声でびっくりしたことはありますか?
野良さんの発情した時の声は…昔、何回か聞いたことはあります。多い季節とか時間帯とかあるのかはわかりませんが、夜更けに聞くとびっくりしますね。これがまた何とも言えずよく通る声でですね、当然うちの猫たちも反応するわけですよ。「呼んだ?」みたいな顔して一斉に声のする方へ、コソコソっと走り寄って行くんです。
猫の鳴き声を表記するとき、日本では「にゃーん」とかですが、そんな声ばかりではないですよね。そのときの気持ちや要求に合わせていろんな声色がありますから、普段とは違う(またはウチの子とは違う)声を聞くとびっくりしてしまいます。
――「びっくり」つながりで…最近、藤緒家の猫ちゃんがびっくりしていたことはありますか?
我が家の猫たちは、物音にびっくりし、夫の靴下が臭すぎてびっくりし、日々の私の不可解な行動にびっくりさせられております。
なんかいつも大騒ぎになってしまうのは、1匹がびっくりすると他の猫たちも連動するか、もしくは自分のびっくりをわざわざほかの猫たちに感染させに行ったりするからですねぇ。びっくりしたポッちゃんが寝てる朔ちゃんを起こしに行くとか…だいたいこんな迷惑なことをするのは、ポッちゃんなんですが(笑)。それで最終的には私のせいにされて、私が謝って事が収まるというのが定石です。
投稿した際には、「夜中に宇宙人が襲来。(と思ったら)さかりのついた雄のノラネコでしたw 正体知ったときはめちゃくちゃ和みましたよ〜」「息子が赤ちゃんのとき、同じ声の野良猫が外で鳴いてて、何度も夜中に起きたのを思い出しました」など、“猫の奇声”について共感の声が寄せられていた。確かに、筆者も夜中の猫の奇声に驚いた経験が…。
画像提供:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)