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『LAPOSTA 2023』でLAPONE所属のアーティストが集合「ラポスタツアーもやりたい!」

  • 2023年6月13日
  • Walkerplus

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズから生まれたグローバルボーイズグループJO1とINI、5月にデビューしたばかりのDXTEENが所属するLAPONEエンタテインメントが、所属アーティスト3組による合同ライブ『LAPOSTA 2023』を開催。総勢28名が一堂に会した事務所初の合同ライブは2日間で約2万人を動員し、全国映画館でのライブビューイングと全世界から視聴可能のライブストリーミングも含めれば、合計約17万人の観客を熱狂させた。本記事では、5月31日の公演の模様をレポート!(※配信視聴)

■怒濤のオープニングステージで3グループ登場!

LAPONEエンタテインメント所属の3アーティストが出演する『LAPOSTA 2023』、そのトップバッターを飾ったのは白×ゴールドの王子衣装に身を包んだINI。冒頭から激しいダンスで畳みかける「SPECTRA」をサビ前までは敢えて歌唱のみで披露し、盛り上がりが最高潮に達する瞬間、一瞬の静寂を挟むアレンジで会場にその圧倒的なオーラを植え付ける。

そんなINIのステージから雰囲気は一転し、Y2Kを感じさせるキュートなルックで登場したのはDXTEEN。「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」に参加していた大久保波留・寺尾香信・平本健・福田歩汰の4名が番組終了後にLAPONEエンタテインメントの練習生(LAPONE BOYS)となり、その後、田中笑太郎・谷口太一の2名が合流して今年の5月にデビューを果たした末っ子グループだ。デビュー曲「Brand New Day」を爽やかにパフォーマンスし、初々しくフレッシュな魅力を振りまいた。

そして、怒涛のオープニングステージを締めくくったのはJO1。INIとは対照的なブラックの衣装を身にまとい、扉の奥から堂々と歩いて登場する姿は、まさに王者の貫禄。燃えたぎる炎の中で「SuperCali」を披露し、デビュー4年目に突入したグループの情熱とプライドを見せつけた。

■それぞれのコンセプト&個性が光るステージ

所属アーティストの3グループが出そろったところで、ここからは各グループのステージへ。DXTEENが再登場し、「Sail Away」。デビュー間もないとはいえ、既に「Rakuten GirlsAward 2023 SPRING/SUMMER」や「KCON 2023 JAPAN」などの大舞台を経験しているだけあり、余裕のあるパフォーマンスで会場の観客を虜にしていた。平本が「JAMINICO(※各グループのファンの名称であるJAM・MINI・NICOを合わせた造語)の皆さん、盛り上がってますか?楽しんでいきましょう!」と呼びかけると、「Come Over」へ。「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から応援していたファンにとっては、ラップ担当として堂々たるパフォーマンスを見せつけた平本や、自信をつけることが課題だった福田がセンターで歌う姿に、成長を感じずにはいられなかっただろう。

INIはバックステージに登場し、「BAD BOY」からスタート。続けて「We Are」「AMAZE ME」「HERO」をメドレーで披露しながら、トロッコで更にファンの近くへ!2022年12月~2023年1月に約3週間で10公演という怒涛のアリーナツアーを成功させているだけあり、広い会場全体を巻き込んで盛り上げていく。

その後、最新シングル『DROP That』より「FANFARE」を披露。疾走感のあるハードロック調の曲で、会場のボルテージも最高潮に!MV公開から3週間で既にINI史上最多再生数を記録しており、先日遂に3500万回を突破。これはデビュー曲「Rocketeer」と比べると2倍以上の数値であり、INIが常に進化し続けていくグループであることを証明している。

INIが作り上げた熱気はそのまま、JO1のステージへ。最新シングル「Tiger」から「OH-EH-OH」でトロッコに乗り込み、「Get Inside Me」「Dreaming Night」といったファンと一緒に盛り上がれる曲が続いていく。

デビュー直後、コロナ禍の影響でなかなか有観客での公演機会に恵まれなかったJO1だが、配信ライブに慣れていることもあってかカメラを見つけるのが非常にうまい。公演を配信で視聴していると、現場にいるファンとの交流がうらやましくなったりもするが、配信組でもよく目が合い楽しめるのは、JO1のライブ力があってこそだ。その後、再びセンターステージで集結し、赤いバラの演出と共に「ROSE」を披露した。

ここからはカバーステージへ。DXTEENは「PRODUCE 101 JAPAN」のコンセプトバトル課題曲「やんちゃBOY やんちゃ GIRL」とINIの「CALL 119」、INIはJO1の「Shine A Light」、JO1はINIの「BOMBARDA」をカバーし、自分たちの曲をパフォーマンスする時とはまた違う新たな魅力を発揮した。特にそれぞれの選曲も絶妙で、「お互いにこんな曲をカバーしてほしい」というファンの願いを実現した夢のステージとなった。


■いつかはラポスタツアーも開催!?

この後のMCタイムは、グループの垣根を越えたラポネファミリーの仲の良さが伝わってくる展開に。JO1のリーダー與那城奨が「LAPOSTA盛り上がってますかー!?」と問いかけると、JO1佐藤景瑚がすかさずDXTEEN・INI・JO1にも同様に問いかけ、JO1川西拓実は「まぁまぁです(笑)」とまさかのコメント。DXTEENが最初にグループあいさつをするとINI・JO1のメンバーからは「フレッシュだ!」「さわやか~」の声が。INIとJO1も負けじと元気いっぱいにあいさつしていた。

今回、積極的にMCを回していたJO1佐藤が「DXTEENどうだった?」と振ると、緊張気味の谷口が「超たのし…楽しかったです」と噛んでしまう一幕も。そんな後輩たちの緊張をほぐすように「太一、ごはん食べた?」「みんなもちゃんと食べた?」と問いかけ、先輩らしい一面を見せていた。

また、佐藤からの「DXTEENはどう?」という唐突な質問に対しては、大久保が「ラポネ入っていつかこういう合同ライブをしてみたいなと思っていたので、こんなに早く夢が叶ってめっちゃ嬉しいです」と回答。この完璧なコメントに対し、思わず周りの先輩たちも「さすが~!」「満点!」と絶賛だった。

今回の『LAPOSTA 2023』について、INI田島将吾が「JO1、INI、DXTEENの名前は知られているけど、その3チームがラポネに入ってるっていうのは意外と知らない人も多いんじゃないかなと思うので、今回のイベントを通して“ラポネ”が知れ渡るいい機会になればいいなと思います」と話すと、JO1木全翔也も「ツアーとかもやりたいですね」と夢を膨らませた。すると、裏で準備をしていたメンバーから天の声的な感じで「ケータリングの量が尋常じゃない」と小さくツッコみが入り、笑いに包まれる場面も。

MCではカバーステージにも言及。JO1のパフォーマンスリーダー・川尻蓮でさえ「きつい!汗止まらんよ!」と振り返った「BOMBARDA」のカバーは投票で決めたらしく、ほぼ満場一致だったそう。DXTEENがカバーした「CALL 119」については、平本いわく「やってて頭吹き飛ぶかと思いました(笑)」とのことで、それを聞いた佐藤がすかさず「ちょっと踊ってよ」木全も「『やんちゃBOY やんちゃGIRL』も見せてもらう?」と、後輩の見せ場を作る。そんな急に振られたDXTEENたちを気遣って、INI松田迅が「嫌な先輩~!(笑)」とツッコみを入れるなど、終始ラポネファミリーの温かさを感じられるトークが展開していく。

JO1鶴房汐恩が「DXTEENさん、コラボしたい先輩とかいないんですか?」と尋ねると、谷口は「僕はJO1さんの(川西)拓実くんとしてみたいです」と告白。周りからも「なんか雰囲気似てるよね」と後押しされ、川西と厚い抱擁&指切りを交わしていた。一方、寺尾が「河野純喜くんと一緒に歌ってみたいです」と言うと、口々に「やめたほうがいいよ」「結構うるさいで」とのアドバイスが。松田は同じ年の福田に自ら「歩汰ぁ!」とアピールし、「迅とコラボしたいです」との一言をGETすると、「言わされてる」と冷やかすメンバーたちも気にせず指ハートをして「ありがとぉー!」と満足気だった。


■多彩なシャッフルステージは見どころ盛りだくさん!

MCタイムの後は、グループシャッフルのユニットステージへ。JO1河野純喜・INI髙塚大夢のパワーボーカルコンビがMrs.GREEN APPLEの「青と夏」をカバーし、最後に河野が髙塚をお姫様抱っこするパフォーマンス。JO1白岩瑠姫・INI後藤威尊・INI佐野雄大の王子様ビジュアルトリオは、INIも出演した人気ドラマ「君の花になる」より8LOOMの「Melody」をカバーした。

JO1金城碧海・INI 尾崎匠海はAwesome City Clubの「勿忘」を、JO1與那城奨・INI藤牧京介は宇多田ヒカルの「First Love」を歌い上げる。JO1もINIもダンスパフォーマンスに圧倒されがちだが、改めて両グループのボーカル力の高さを再確認するステージとなった。

続いてJO1大平祥生・JO1川西拓実・INI田島将吾はJO1の「Born To Be Wild」をラップアレンジし、JO1川尻蓮・INI木村柾哉はオリジナル曲「Remains」でダンスステージを披露するなど、個々の長所を生かしたステージで魅了していく。「Born To Be Wild」の可愛いらしいシャッタータイムや、「Remains」の白いシャツに赤い血をつける演出なども印象的だった。

SEVENTEENの「24H」をカバーしたのはJO1佐藤景瑚・INI許豊凡・INI松田迅。本来は13人で披露する難易度の高い曲だが、3人でも見応えのあるステージを作り上げた。JO1木全翔也・JO1鶴房汐恩・INI池﨑理人はORANGE RANGEの「イケナイ太陽」を選曲。まだまだ制服が似合う3人が水鉄砲で水を振りまきながら、観客をやんちゃに楽しませていた。

シャッフルステージのトリを飾ったのはJO1豆原一成・INI西洸人による「LAPOSTA 2023 Exclusive DJ Mix」。JO1の最年少とINIの最年長がDJに扮し、まさにLAPOSTAでしか見られないスペシャルなステージを演出した。DXTEENも一緒に盛り上げ、ここからはクライマックスに向けてますます観客の熱気も増していく。

■3グループが入り乱れて会場中を盛り上げる!

DXTEENのラストステージは、デビューシングル『Brand New Day』より「Unlimit」。DXTEENにぴったりの希望あふれる一曲を歌い上げ、JO1・INIと共にLAPONEの未来を担っていく心強い末っ子グループとして、確かな存在感を示した。

黒い衣装にチェンジしたINIは、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」のコンセプトバトル課題曲より「Goosebumps」を初披露して会場を湧かせる。そのまま息をつく間もなく、世界的に有名なダンサー&コレオグラファ―のReiNa氏が振付を担当した「Dramatic」、INIがCMに出演する「洋服の青山」タイアップ曲の「New Day」を披露。

JO1は、白を基調にした赤いベルトが映える衣装で登場。「YOUNG」でJO1の代名詞でもある“シンクロダンス”を見せたかと思えば、メンバー全員が作詞に参加したStray Kidsの提供曲「YOLO-konde」やRIEHATA氏が振付を担当した「Trigger」では、統一された意志の中から個性も伝わってくる。JO1が築き上げてきたキャリアと楽曲ジャンルの幅広さが感じられた。

コンサート本編を締めくくったのは、JO1とINIを生んだ「PRODUCE 101 JAPAN」のテーマソングである「Let Me Fly~その未来へ~」と「ツカメ~It’s Coming~」の大合唱。オーディション番組から応援してきた多くのファンにとって、胸熱すぎるステージとなった。

本編終了後、観客からの熱いアンコールに応えて3グループが再度ステージに登場。河野が「ウェーブしたいです!」と提案すると、JO1・INI・DXTEENがメインステージに広がり、会場を巻き込んでのウェーブが実現。「DXTEEN、これウェーブって言うん覚えときや!」とドヤ顔で言う河野に対し、松田がまたもや「嫌な先輩!(笑)」と笑いながらツッコむ。続く記念撮影タイムでも、メンバーたちの悪ノリでなぜかカメラが西にズームアップするなど、最後まで男子校ノリで楽しそうに盛り上がっていた。

アンコールラストは「無限大 × Rocketeer」のマッシュアップで会場いっぱいに28人が広がり、もはや各グループが入り乱れてお祭り騒ぎ。サッカー国際試合のごとくお互いのジャケットを交換する豆原と松田の姿は、LAPONEファミリーがグループというボーダーラインを越えてお互いに影響を与えあいながら成長していく未来を想像させた。

JO1の誕生と共に発足したLAPONEエンタテインメントは、所属アーティストが3グループとなり、総勢28名の大所帯となった。見方によってはライバルでもあるJO1・INI・DXTEENが、それぞれ異なった魅力を発揮しながら音楽界での存在感を高めていき、LAPONEエンタテインメントというホームに戻ってきた時には、ファミリーとして一致団結する。そうすることで、各グループがまた新たなステージへと進んでいけるのかもしれない。今後のLAPONEファミリーの活躍にますます期待が膨らむ公演となった。

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