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本田仁美「心が奪われた」。シルク・ドゥ・ソレイユ『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』大阪公演 記者発表会レポ

  • 2023年5月25日
  • Walkerplus

世界最高峰のエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」による『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』(以下、アレグリア)。現在は2023年2月8日から6月25日(日)の日程で東京公演が行われているが、7月14日(金)より大阪公演が森ノ宮ビッグトップにて開催される。

今回の大阪公演は、関西テレビ放送開局65周年事業として開催。5月15日には、関西テレビ放送カンテレ扇町スクエアにて本公演の記者発表会が行われた。この記事では、会見でのスペシャルパフォーマンスの様子や、豪華サポーターたちのトークセッションの内容をレポートする。

■圧倒的な技術に感動!フラフープのスペシャル公演
「アレグリア」は約19年ものあいだ世界255都市で上演され、1400万人以上の観客動員数を誇るシルク・ドゥ・ソレイユにとって最も重要なショーの1つ。2019年には初演から25周年を記念してコンセプトの新解釈やクリエイティブの大きな変更を行い、進化したアクロバットや新たにデザインされた衣装などにより『アレグリア-新たなる光-』として生まれ変わった。

日本でも1996年と2004年に上演されており、今回は3度目の開催。コロナ禍の大きな困難を乗り越えたシルク・ドゥ・ソレイユにとってテント公演海外復活の第1歩であり、5年ぶりの日本上陸という記念すべき回となっている。

記者会見のオープニングでは「シルク・ドゥ・ソレイユ スペシャルパフォーマンス」の披露があり、公演内の演目である「フラフープ」が上演された。これは演者が手足や体全体を使って体を極度に曲げたり捻じったりする「コントーション」という技を駆使しながら、複数のフラフープを回転させるというものだ。

人間とは思えないほどの体の柔らかさで柔軟にフープを移動させ、目にも止まらぬ速さで次々と技を繰り出していく姿は圧巻。通常なら1つのフープを回すのでも精一杯だが、演者はさも当たり前かのように複数のフープを全身を使って思い通りに回転させ、その圧巻の姿に会場は報道陣たちの拍手に包まれた。本公演では、さらに多くのフープを同時に操るというから驚きだ。

上演では、本作の主人公である宮廷の愚か者「ミスター・フルール」も登場。おどけた表情やしぐさをしながら演者のフープを受け取ったりとサポートを行っていた。そして黒の衣装が特徴の「シンガー」がアレグリアの主題歌を力強く歌い上げ、会場が一瞬で公演テントの中のような熱い雰囲気になり、パフォーマンスは終了した。

■トークセッションでは豪華サポーターが続々登場!
パフォーマンス終了後、トークセッションへ。最初に登場したのは、関西テレビ放送代表取締役の羽牟正一氏。「関西テレビが65周年を迎えるという記念すべき年に、世界的なパフォーマンス集団であるシルク・ドゥ・ソレイユの公演を開催することができてうれしい。関西テレビ総力を上げて盛り上げていくので、1人でも多くの方に見ていただきたい」と大阪公演への期待と喜びをあらわにした。

続いて、シルク・ドゥ・ソレイユ アーティスティックディレクターのレイチェル・ランカスター氏が登壇し、「日本でシルク・ドゥ・ソレイユの象徴とも言えるアレグリアという作品を上演できることがうれしい」と喜びを見せた。さらに「2023年という新しい時代に日本でアレグリアを上演し、感動や喜びをみなさんに届けたいです」と大阪公演への意気込みを語った。

その後は本公演のスペシャルサポーターとして小倉智昭、GENERATIONSの片寄涼太、数原龍友、中務裕太、本田仁美(AKB48)、ゆりやんレトリィバァが続々と登場。すでに東京公演を観ている6人がアレグリアの見どころや魅力、そしてこれから観劇する人たちへのメッセージを語った。

小倉智昭は、「これまでショーを30年、13の舞台を観続けてきた。アレグリアを観るのは3回目だが、DVDで見返すだけでは決して伝わらない独特な魅力がある。音楽から衣装、照明などがオリジナルバージョンからさらに進化しているので、ぜひ皆さまにはドームの中で体感してほしい。1回だけじゃダメ。何回でも見ていただきたい」と、直接の観劇を強く勧めた。

「今回の記者発表会のパフォーマンスを観て、東京公演での興奮がよみがえった」と話す片寄涼太は、「ストーリーが出来上がっているので、没入できるのがアレグリアの魅力。僕は1994年生まれですが、同じ年に生まれたアレグリアが新たになって日本に帰ってきたことがうれしい。ぜひ多くの人に演目を楽しんでほしい」と、公演の告知を行った。

中務裕太は「『パワートラック』というアクロバットがとにかくすごい。自分もアクロバットをしていますが、理解できないほどにレベルが違う」と東京公演での感動をあらわにし、「ショーを観に行くというよりは、まるでアトラクションに乗るかのような体感型のステージ。超人的な技の連続なので、人間の限界を超えているところをぜひ見てほしい」と、パフォーマーならではの目線で見どころを語った。

数原龍友は「子供から大人まで笑えるユーモラスな内容になっている。目の届かないところまですごくディテールにこだわっているので、ぜひ目を離さずに観てほしい」と、全世代に向けて魅力を発信した。

「迫力満点で、口から音源が出ているかのような生歌に心が奪われました。映像だけでは伝わらない臨場感がある」と話す本田仁美は、「東京公演で初めて観劇しましたが、可能性は無限大だということを実感できました。みなさんもぜひ、大切な方と素敵な思い出を作りにアレグリアを観に来てほしい」と公演への思いを語った。

そして、最後にはシルク・ドゥ・ソレイユを“完全再現”したというコスチュームに身を包んだゆりやんレトリィバァが「ユリグリア」に扮して登場。登壇者たちから「全然現してないじゃん!」とツッコミを受けながらも、「人生が変わる体験をしてもらえると思う。ぜひ『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』に“来てグリア!”」とゆりやんらしいセリフで締めくくった。

■驚きと感動のパフォーマンスをその目で確かめよう
トークセッションの後には、サプライズとしてもう1つのスペシャルパフォーマンスが。演目は「バンキン from アクロ・ポール」。「アクロ・ポール」とはサーカスの技法である「ロシアンバー」と「バンキン」を組み合わせたパフォーマンスで、演者たちが棒高跳びで使うポールの上でバランスを取りながら跳ね、フライヤーを頭上高く舞い上げるという演目だ。

今回は、この演目のなかの「バンキン」が会場にて披露された。十数人の演者たちが体を駆使しながら次々に互いの肩に乗り、飛び降りたり宙返りしたりして体の機敏さを表現。「少しでもミスをすると崩れて大ケガを負ってしまうのでは…」と恐怖感を覚えてしまうような演技を軽々こなすテクニックや力強い肉体に圧倒されるばかり。人間離れした安定感と完璧に息の合ったアクロバット、人間ピラミッドを披露し、大迫力のパフォーマンスを終えた。

シルク・ドゥ・ソレイユによる『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』は、2023年7月14日(金)から10月10日(火)の間、森ノ宮ビッグトップにて開催予定。会場の場所やチケット代、予約方法などの詳細は公式サイトをチェック。

コロナ禍を乗り越えて5年ぶりに日本公演を果たすシルク・ドゥ・ソレイユ。誕生25周年を記念してさらにパワーアップしたアレグリアには、スペシャルサポーターたちが話していたように、本公演でしか味わえない驚きと感動がそこにある。ぜひ会場で体感してみて。

取材・文=福井求(にげば企画)

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