
2021年4月の退職をきっかけに、Twitterに漫画を投稿し始めたやぎ公(@yagi_kou_)さん。30年間勤めた職場での経験などをもとに描く「ネコ谷さんは会社員」は、ふつうの会社員・ネコ谷さんや、現代っ子の憎めない後輩・チュー尊寺君など、個性豊かなキャラクターが繰り広げる意外とリアルな会社員生活を描いた漫画として注目を浴びている。
今回はTwitterで123いいね(2023年2月6日時点)を獲得した、会社のデスクにまつわる漫画を紹介するとともに、作者のやぎ公さんにも漫画制作や本作について話を伺った。
ネコ谷さんの上司や同僚は、デスクにそれぞれ常備しているものがある。例えば、家族想いのイヌ川課長は家族の写真。
ウサ山さんは、「のどが渇いたときにスグ飲めるから」という理由でマグボトル。
ピヨ田さんはちょっと個性的で、ゴムボール。なぜかというと、お昼休みにバランスボール替わりにして体幹を鍛えているから。
さて、職場の問題児(?)チュー尊寺君はというと…机の上が散らかっていて、私物を置くスペースがない!?期待を裏切らないチュー尊寺君!
そして、ネコ谷さんはというと…机の上は何も置いていないキレイな状態で、私物は何も無いのかと思いきや…。
ん?引き出しの中に何やら…隠し持ってる?隣のチュー尊寺君のところまで甘~い香りが…!?
この漫画をTwitterに投稿した際には、ネコ谷さんのデスクの中身について「わかります」という共感の声や、「甘いもん、しょっぱいもん取り揃えてる……(笑)」とデスクの中身を細かくチェックした読者の声などで、リプライ欄が盛り上がっていた。
そこで筆者のやぎ公さんにも、本作について話を聞いてみた。
――「ネコ谷さんは会社員」は、やぎ公さんの実体験などをベースに描かれているだけあり、「あるある」と思う話が多く、共感している方も多いと思います。いつもどのように話やアイデアを考えているのですか?
基本的には、テレビを見ながら漫画のネタを考えています。ニュース、バラエティ番組はもちろん、ドラマの中の俳優さんのセリフからもネタのヒントを得ることも多いです。
――本作では、デスクに置いている私物を通して、各キャラクターの個性がよくわかる回になっているなと感じました。やぎ公さんの今のデスク(の私物)は、どのキャラクターに近いですか?
机の上の私物については、イヌ川課長が近いかもしれません。勤めていた時は、飼っている猫の写真を透明のデスクマットに挟んでいました。今はアナログ環境で漫画やイラストを描いているので、机の上にはペンや紙が散らかっていて、チュー尊寺くんみたいな状態です(笑)。
――今回のネコ谷さんのデスクの中のラインナップについて、Twitterのリプライで「甘いもん、しょっぱいもん取り揃えてる」という鋭い指摘もありましたが…やぎ公さんが勤めていたときは、デスクの中はどんなものが入っていましたか?
チョコなど、食べると元気になる甘いモノは必ず引き出しに入れていましたが、ネコ谷さんほどではありませんでした(笑)。さきいかを常備してつまんでいたこともありましたが、予想以上にニオイが充満して、周りの人たちから「ん?なんかイカ臭くない?」と指摘され、ストックおやつから外しました…(笑)。
皆さんは、会社のデスクに常備しているモノはあるだろうか?何かこだわり…ある?
取材協力:やぎ公(@yagi_kou_)