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「控えめに言って“感動”…」ミシュラン一つ星レストラン『sio』の鳥羽周作シェフと共同開発!ガスト初のスペシャルコースを食べてみた

  • 2022年11月28日
  • Walkerplus

全国に店舗を展開するガスト。人気メニューの「チーズINハンバーグ」をはじめ、幅広い料理が楽しめるレストランとして広く知られている。そんなガストが2022年11月24日から、初となるコースを提供している。しかもミシュランガイド東京2020~2023一つ星掲載店「sio」オーナーシェフ鳥羽周作氏と共同開発した、その名も「感動ハンバーグコース」。気になり過ぎるこのメニューをさっそく食べてみた。

■ガスト初となるスペシャルコースが期間限定で登場

ガストといえば、多彩なメニューが人気だが、「チーズINハンバーグ」や「デミたまハンバーグ」などハンバーグメニューに定評がある。そんなガストが今回、ガスト史上初となる「感動ハンバーグコース」を販売する。1992年に創業したガストは今年30周年を迎えた。これまでハンバーグに力を入れ、「チーズINハンバーグ」は約1億7000万食売り上げてきたガストらしく、ハンバーグを軸としたコース料理を提供することに。そこで約1年前から、ミシュランガイド東京2020~2023一つ星掲載店「sio」オーナーシェフ鳥羽周作氏と共に、ガスト初のスペシャルコースにふさわしいメニューの開発がスタートした。

鳥羽周作シェフと、“ミスターガスト”といわれるガストの樋上悦也シェフが、お互いの店舗に足を運び、鳥羽シェフはガストのメニューについて詳しく学び、樋上シェフは鳥羽シェフが伝える美味しさを理解するところから始まったという。「これまでのガストにはなかった発想を鳥羽シェフからいただいて取り入れました」と樋上シェフ。鳥羽シェフは、「僕はいろいろなアイデアを出しましたが、全国の1300以上の店舗で同じように提供する技術があってこそ実現できました」と話す。

「感動ハンバーグコース」は前菜からデザートまでの全4品。オーダーすると、まず、運ばれてくるのが前菜の「シュリンプサラダ ~ナッツとフルーツ~」と、スープの「コーンポタージュ ~フライドオニオンをのせて~」。「シュリンプサラダ ~ナッツとフルーツ~」は、鳥羽シェフいわく、素材の組み合わせにとにかくこだわったサラダ。「レストランで表現するリズム感をフルーツやナッツを組み合わせることで実現しました。フルーツで酸味のレイヤード(層)を出してワンランク上のサラダを目指しました」(鳥羽シェフ)

樋上シェフも「これまでサラダにフルーツを合わせることがなかったのですが、自社のドレッシングとも相性がとてもよく全体にバランスのいい味になりました。トッピングのアーモンドが食感や香りをプラスしているので混ぜて食べてください」と話す。シーフードとフルーツ、ドレッシングがマッチして、そこにナッツの風味がアクセントになるサラダだ。

「コーンポタージュ ~フライドオニオンをのせて~」は鳥羽シェフが「ファミレスのスープといえばコーンポタージュは外せないと思って」開発した。トッピングのフライドオニオンがポイントで、香ばしさと程よい塩味が加わることでコーンコーンポタージュの甘味を引き立てている。粒のコーンもたっぷり入っていて、コーンコーンポタージュ好きとしてはこれだけでも飲みたくなる一皿。

忘れてならないのが、料理と一緒に渡されるメッセージカード。鳥羽シェフからのメッセージが書かれている。「本来、レストランでは我々が直接お客様と言葉を交わして料理の説明をしたり、コミュニケーションを取ったりしています。ガストの全国の店舗で同じようにはできないので、メッセージカードに想いを込めました」と鳥羽シェフ。こんな演出があるのも“スペシャル”だ。

■控えめに言って感動!ファミレスの底力を見た

いよいよメインの「感動ハンバーグ ~トリュフ香るポテトチーズクリームIN~」が目の前に。目玉焼きがのったハンバーグは魅力的。鳥羽シェフのおすすめの食べ方はこの目玉焼きをずらして、ハンバーグの真ん中にナイフを入れること。ハンバーグの柔らかさに感動する間もなく肉汁がブワッとあふれてきて、トリュフの香りが立ち込める。パティは200グラムとボリュームも十分。樋上シェフによれば、「ガストのハンバーグでは最大級の厚み」だという。

使われているのはオーストラリア産牛肉と九州産黒豚の挽き肉。このパティのために厳選した素材だ。牛と豚を7:3で配合し、トリュフ香るポテトチーズクリームを包んでいる。ナイフを入れた瞬間に肉汁と一緒にポテトチーズクリームがとろけ出し、デミグラスソースを絡めて食べるとたまらない。元々、ガストのハンバーグも美味しいが、これはまた違った美味しさ。複雑な味わいと香りはメインディッシュと呼ぶにふさわしい。

このデミグラスソースにももちろんこだわりが詰まっている。今回のコースはご飯かパンが選べるが、「圧倒的にご飯と食べるのがおすすめ」と鳥羽シェフ。ご飯に合うようにデミグラスソースには白味噌やハチミツ、醤油を使っているからだ。しかも、「今回の『感動ハンバーグ』に合うように米も栃木県産コシヒカリに変更しました」と樋上シェフ。デミグラスソースをたっぷり絡めてご飯と一緒に食べるとまさに“感動”ハンバーグ!もちろん、目玉焼きもカットして、これもまた一緒に口に頬張ると、さらに美味しさを体感できる。しっかりご飯が進む味はガストのハンバーグらしい。ただ、この複雑かつバランスの取れたパティとポテトチーズクリーム、ソース、目玉焼きの組み合わせはこれまでにない味わい。

ここまで食べた時点でかなりの満足度。おなかもいっぱいになったが、食後のデザートが運ばれてくる。「グラスショートケーキ」だ。マスカルポーネチーズを使った軽いクリームと台湾カステラにラズベリーソースがマッチ。程よい酸味もあって食後にぴったりだ。グラスに入っているので食べやすい。上に飾られたチュイールもサクサクと軽く、途中で食べても、割り入れてクリームと一緒に食べてもいい。ハンバーグとご飯で満腹になったと思ってもまさに“別腹”でサラッと食べられてしまう。ごちそうさま。

コースというのは全体のバランス。一つひとつの料理が美味しいのはもちろんだが、それを順番に食べていき、食べ終わった時の満足感が醍醐味だ。前菜のサラダ、スープに始まり、メインの「感動ハンバーグ」、デザートと流れるように進んでいく“コース”をガストで味わえるのは新鮮な体験。肩ひじ張らず、鳥羽シェフのモットーである「幸せの分母を増やす」ことになりそうだ。

「感動ハンバーグコース」は2023年1月18日(水)までの限定販売。価格は1869円と、ガストのメニューとしてはなかなかの価格だが、この内容とコースの価格として考えるとかなりお得。「感動ハンバーグ~トリュフ香るポテトチーズクリームIN~」は単品(1319円)でも食べられるが、ここはぜひコースを堪能して欲しい。ガストでコース、そして感動。この冬のとっておきメニューになるはずだ。

※対象期間は予定です。予告なく販売を終了する場合があります。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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