2022年10月29日・30日の2日間、千葉県長柄町にある「Sport & Do Resort リソルの森」で「M16 Camp」が開催された。人気ガレージブランド集団「M16 Camping Equipment」(以下、M16)が中心となったこのキャンプイベントのレポートをお届けする！
M16とは、愛知県名古屋市にあるアウトドアショップ「mountain mountain factory」の代表・山口氏による声掛けで結集したグループ。独自のアイデアとノウハウを駆使して個性的なキャンプギアを生み続ける16のキャンプギアブランドに、「mountain mountain factory」を加えた集合体だ。
“ガレージブランド”と呼ばれているだけあって各商品の生産数は比較的少ないものの、そのデザイン性や嗜好性、実用性の高さなどで絶大な人気を誇っている。愛知県で毎年開催されている日本最大級のアウトドア＆ライフスタイルイベント「FIELDSTYLE JAMBOREE」では、徹夜組も含めた約3000人もの行列ができるなど熱狂的なファンも多く、その大きな影響力はキャンプ業界に限らず各方面から注目を浴びている。
今回のイベントは、そんなM16の面々とファンとがあえて商品を介さずに触れ合うことを目的に企画。「mountain mountain factory」「Asimocrafts」「TRUNKZERO」「BONFIRE GO OUTSIDE」「H&O」「TheArth」「38explore」「NATURAL MOUNTAIN MONKEYS」「INAVANCE」「サンゾー工務店」の10ブランドが中心となって参加した。「Sport & Do Resort リソルの森」のアーチェリー場には、各ブランドの関係者が実際にテントなどを設営してキャンプを実施。思い思いのキャンプスタイルを披露するなか、参加者はサイトを訪問して各ブランドのギアやキャンプスタイルについて会話するなど自由に交流した。
アーチェリー場では、M16メンバーによるトークショーなどが催されたほか、事前には行わない旨を発表していた物販をサプライズで実施。思いがけず入手困難なキャンプギアをゲットできた参加者たちは、笑顔を見せて満足そうな様子だった。また、昼の部の締めくくりにはM16各ブランドが提供したキャンプギアなどが当たるビンゴ大会も開催。大型テントをはじめとする超豪華な景品を前に、会場は一番の盛り上がりを見せていた。
さらに日没後は、参加者がテントを設営するキャンプサイトに会場を移動。今度はM16メンバーたちが参加者のテントサイトに訪問して、お気に入りのキャンプギアやリクエストに関して話を聞いたり一緒に写真を撮ったりと、どうしても販売の作業に追われてしまうという普段のイベントでは確保しにくいコミュニケーションの時間を満喫していた。
前日に引き続き秋晴れがまぶしい翌朝には、東京・表参道のカフェ「BAGGAGE COFFEE」によるコーヒーの飲み比べなども実施。前夜の余韻に浸りながら撤収作業を終えた参加者とM16メンバーは、イベントの締め行われた閉会式に出席。M16代表・山口氏の挨拶のあとは、夜に少しだけ訪れることができたという「neru design works」から提供されたギアを懸けて即席のじゃんけん大会が行われた。
最後の最後までお楽しみの連続で、M16による“ファン感謝祭”とも言えそうな今回のイベント。日頃のキャンプとはまた一味違う貴重な経験に、参加者は皆一様に満足そうだった。
