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現役女子大生タレント・中川紅葉が心の内をストレートにさらけ出すエッセイ連載を開始!/ココロすっぴん#1

  • 2022年11月2日
  • Walkerplus

青山学院大学に在学する現役女子大生で、演技やバラエティなどマルチに活躍している中川紅葉さんが、エッセイ連載に挑戦!かなりの読書家で、元々文章を書くことも好きだったという中川さん。大学生・タレント・インフルエンサーなどのさまざまな顔を持つ彼女が日々感じたことを、忖度なく書き綴ります。初回は、自己紹介と連載の裏テーマについて。

■#1「肩書き、探し中。」

22歳、まさか自分の連載が始まると思っていなかった。
文章を読むのも書くのも好き、でも読んでもらう側に立つことがこんなにも早く来てしまうなんて。

そんな私がなんで文章を書いてみたくなったのか、まずは自己紹介でもしてみましょう。ふう、緊張します。


青山学院大学に通う大学4年生。昨年芸能事務所に所属し大学生をしつつ、演技やタレント業等の仕事をしています。自分で女優と言うにはまだまだで抵抗があるし、サボったりお仕事で行けていないのに青学生と言うのもなんかむず痒くて。去年から自分の肩書きが謎でフワフワしている気がしています。じゃあサボらず大学に行け、という感じですよね。私もそう思います。

大学1年生でミスコンに出場、2年生はコロナで丸々潰れて記憶は無い。3年生で事務所に入って、今。
演技もバラエティーも音楽もラジオもモデルも、全てのお仕事が楽しいと思えてしまうから、自分は何がしたいのか、何屋さんなのか、本業が決められずに悩んだ時期がありました。何をしていてもアウェーというか、浮いている感覚。

■初めて人の言葉で目覚めさせられる感覚があった

そんな時、SNSでみんながこぞって良いと言ってる本を見つけたんです。

共感したとか救われたとか、あまりにも高評価な感想ばかり目に留まってPRかなんかかと思っていたけど、本屋さんで立ち読みして崩れ落ちました。大袈裟だけど心の中では本当に崩れ落ちていました。
私たちがわざわざ言わなくて良いと思ってることを彼は軽々本に書いてしまっていたし、人が人と関わる中で傷付かないように着ている鎧みたいなものを簡単に剥がしてしまう文章が並んでいて。それでいて、前向きにさせてもらえる本。それがFさんの「20代で得た知見」でした。

この本には彼が生きている中で感じたことがエッセイで綴られているんですが、内容と自分の悩みがドンピシャでマッチしているわけじゃないのに、初めて人の言葉で目覚めさせられる感覚があったんです。楽しいと思えるなら本業なんて決める必要なんてないのかもしれない。アウェーなんて言ってられないな、いろんなお仕事に挑戦するのは悪いことじゃない、と。

自分が目を瞑っていたこととか、考えもしなかったことがそこには書いてあって、それなのにFさんの芯をつく言葉に「共感」(こんな陳腐な言葉しか出てこないのが悔やまれる)している自分に何故か少し感動して。いつかこんな文章を書いて誰かに届けてみたい、そんな仕事がしたいと思うようになっていました。
だから今回連載の話をいただいた時、「あのFさんが本を出した出版社さんとお仕事ができるのか」と、とても嬉しかったんです。KADOKAWAさんありがとうございます。それと同時に、本当に良いのですか?とんでもない博打を打ってしまっている気がしますよ?と心から心配しています。大丈夫なのでしょうか、数回で打ち切りとかやめて下さいね、頑張りますから(笑)。

あとね、もう一つ。1番の大親友が来年、KADOKAWAに就職するのです。いつか絶対一緒に仕事しようね、と約束していたのが半年前。既に夢が叶う片鱗が見えた気がして、とても嬉しい。


さて、折角エッセイを書かせてもらえるなら裏テーマを決めたいよね、ということで。
いきなりすぎるんですが、私、怖がられたり何故だかお高く留まってると思われることが本当に多くて、初対面の同級生に「意外と普通の人なんだね」とか「意外と話しやすい」なんて言われる度に、どう見られているのか考えさせられるのです。

確かに、大学入学とほぼ同時に他人の目に留まりやすいミスコンに出て、お仕事の一貫として使っているSNSだけど、もしかしたら顔をバンバン載せているのも“自分大好きマン”に見られているのかもしれないし、こちらとしては目立ちたくなくて友達と細々大学生ライフを送っているだけなんだけど、それはそれで人から見たら近寄りにくいんだろうし…….。挙げ句の果てには、ライフスタイルが全く見えてこなくて謎、と言われ「深夜にラーメン食べてる!とか無意味なツイートこんなにしてるのに!?」と思ったり……。
だからこのエッセイを通して、ありのままの自分を書いて皆さんに素の中川を楽しんでもらえたらなと思っています。

■見かけの優しさで人を傷つける大人になりたくない

でもさ、「ありのまま」って歳を重ねる毎に難しくなっていく気がしていて。

またまた唐突なんですが私、思ったことやどうしても書いておきたいことを誰に見せることもなく日記に書いておくのが好きなんです。
今年の2月6日の日記には「人から何かを言われて悩むのは、曖昧でやんわりとした言葉を投げられた時が多い。確信的なことを言わない、って優しさじゃなくてある種、そっち側の“保身”だしエゴだよね。オブラートに包んで相手を思い遣ってるつもりかもしれないけど、見かけの優しさで人を傷つける大人になりたくない。」って書いてありました。

良く言えば「守るべきもの」、悪く言えば「捨てられないプライド」が増えてきちゃったり、自分が傷つかないための自己中な護身術みたいなものを大人になればなるほど覚えたりするんだなぁ、と考えていたんだと思います。
まあ、改めて読み返して見ると何言ってるかよく分からないし、「こんな嫌な大人になりたくない」なんて子供がいう台詞の代表みたいでダサい。

だけど、ダサくて良いかなとも思うんです。
相手がどう受け取るかとか、見栄とか、そんなもの全部一旦無くして文章を書いてみたいし、純粋な気持ちを全力で書いて皆さんがどう受け取ってくださるのかも見てみたいのです。
自分をよく見せようとか、良さそうな言葉を並べるのは何となく自分には合わないと思っていて、そんな気持ちをタイトルに込めました。そして、私自身が今を忘れないために記録する日記を皆さんが盗み読みしているようなエッセイになれば、と思います。

■【ヒトコト】

夜の高速道路から東京タワーとかレインボーブリッジが見えると、自分の悩みがとんでもなく小さく感じて楽しくなってニヤニヤしちゃうんですけれど、皆さんにもこんな感じの気持ちを挽回する方法、ありますか?

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