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「手作り弁当」250円!?同級生との取引はウィンウィンで差し引きゼロか?心温まる一生ものの友情はプライスレスに2.4万の声

  • 2022年11月7日
  • Walkerplus

商業漫画を経て、「自分の好きな好きな作品を描き続けたい」と毎月2本短編漫画を描く漫画家の柏木大樹(@kasiwagidaiki)さん。切ない話やコミカルな話、背筋がゾクリとする話など幅広いジャンルを描く中、今「山田の弁当」がTwitterで話題を集めている(2022年11月1日時点で2.4万いいね)。


■コンビニ弁当の友達に手作り弁当を250円で作ってあげる
昼食時間、一緒に弁当を食べる佐藤と山田。山田は「なんでいつもコンビニ弁当なんだ?」と佐藤に尋ねる。

それに対して佐藤は「毎朝父親が500円置いていってくれるから、それで買ってるんだよ」と言う。山田が「お釣りは返してるの?」と聞くと「いいや、貰ってる」と佐藤は答えた。そこで、山田は閃く。

「じゃあ、これからは毎日弁当作ってやるよ。佐藤はそれを200円で買ってくれ。そうすれば、俺は毎日200円儲かる」「佐藤だって300円手元に残るんだから、悪い話じゃないだろ?」と山田は提案した。

お互い了承のもとで、山田の弁当作りがスタート!お金をもらうのだからと自ら弁当を作り始める。初めはしょっぱくてイマイチだったが日を追うごとに腕を上げ、唐揚げ弁当、とんかつ弁当、生姜焼き弁当と豪勢な弁当を作るようになった。

そんなある日、「弁当、今日で最後な」と突然山田は終わりを告げる。なんでも、目標にしていたお金が貯まったという。お小遣いだけでは心許ないため、弁当代を貯金していたのだ。山田は弁当代を足しにしてもらったことに「ありがとう」とお礼を言うが、佐藤は「礼を言うのはこっちだっつーの」と呟く。

弁当を作ってくれる母親がいない佐藤は、毎日コンビニ弁当だった。山田の提案のおかげで、おいしい手作り弁当を250円で食べられるようになった。本当は佐藤の方が「ありがとう」なのだ。そして、山田は溜まったお金で春休みに一人旅をするというがーー。

要所要所で友情を差し出してくれる懐の広い山田。男同士の友情を描いた作品に「素敵なお話!」「一生もんの友達だ」「読後感がいい」などのコメントが届いている。


■多ジャンルで「いい話」を描く柏木さんの作品
ギャグからシリアス、温かい話と幅広いジャンルの「いい話」を描く柏木さん。FANBOXでは100本近くの短編漫画を読むことができる。また、ウォーカープラスでは、これまでに大人が抱っこされたい欲求を叶えるギャグ漫画「抱っこ」や入れ替わった体のまま生涯を終える切ない話「私にさよならを」などを紹介してきた。どちらも多くの読者から反響が集まっている。



画像提供:柏木大樹(@kasiwagidaiki)

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