生まれた時から猫と一緒に育ち、猫のいない生活は考えられないというモーニング娘。’22の小田さくらさん。これまで一緒に過ごしてきた猫は全て保護猫で、2020年にはご家族と一緒に保護猫のミルクボランティアも行ったそう。そんな彼女がこれまで共に過ごした猫の数は小田家の10匹に、ミルクボランティアでお世話した48匹を加えて、何と総勢58匹！ウォーカープラスでは、ただの猫好きに留まらない小田さんの“猫”話たちを、インタビューとオリジナル漫画でお届け。今回は、保護猫のミルクボランティアでの離乳食とトイレトレーニングについてのお話。
■ ミルクボランティアで毎回苦労するトイレトレーニング！
こんばんは〜。モーニング娘。‘22の小田さくらです。
前回は保護猫のミルクのお世話について語りましたが、今回はその次の段階についてお話します。ミルクをあげるのと同時に行うのがトイレトレーニングなのですが、トイレを覚えさせるのは大変です！
まず、砂とトイレがセットであることを教えてあげなければいけません。そのためにトミカのちょっと大きいサイズぐらいの赤ちゃんを手で包んで持った状態で、本人(猫)の足でトイレの砂をかく動作を教えてあげます。その後、砂の上において、手で砂をザッザッとやってあげると、砂の音とトイレがセットになります。なぜ、そうするかというと、猫には自分の居場所を残さないためにニオイを消すという本能があるから。砂とトイレがセットになることで、自然とトイレのために砂場に行くようになるんです。それから、赤ちゃんは自力で(おしっこなどが)出せないので、直腸を刺激しないといけません。これらのことを何度も何度も繰り返すんです！
■朝起きたらゲージの中が大惨事!?トイレをベッドにしちゃう子も
すぐに覚えるわけではないので、朝起きたら、子猫たちのゲージの中がすごいことになっていて、部屋が臭いということが毎回起こります。これまで、だいたい5匹ずつ預かってきましたが、毎回、絶対そうなります。そのたびにゲージのなかのものを洗濯して、子猫も洗って…。さらに、最初はトイレが何をするところかわからないから、トイレで遊んじゃったり、寝ちゃったりする子も…(笑)。でも、毎回、覚えるのが早い子がいるので、その子が(おしっこを)した時のティッシュをトイレに置いておくと、他の子もニオイがするからトイレはあそこなんだなと覚えていくんです。トイレトレーニングは、毎回、最後まで苦労します！
■家族がいるからこそできる保護猫のボランティア活動
そして、ミルクを卒業すると離乳食になりますが、離乳食を食べてもらうのは、そこまで大変ではありません。最初はスプーンであげますが、それが自力になって、自分で食べられるようになるとそろそろお別れかな〜と、毎回思います。
私は家族と一緒に住んでいるのでミルクボランティができますが、1人暮らしの人には難しいと思います。一度に5匹預かるなら、最低2人は必要だと思いますね。うちにはミルクボランティアの子以外にも4匹いるので、その子たちのお世話もしないといけませんから。
■家猫たちが狙うほど、子猫たちのミルクはおいしい!?
しかもちょっと面倒なのは、うちの子たちもミルクが気になるので、子猫たちの部屋に来ようとするんです。でも、子猫用のミルクはとても高カロリーなので、大人の猫には飲んでほしくない。だから、大人猫たちに飲まれないようにしながら、子猫たちにあげないといけないので、最低2人は必要なんです。もちろん、子猫たちにミルクをあげる時は部屋のドアを閉めきるんですけど、オスの三毛猫・吉(キチ)は賢くて、ドアを開けちゃうんですよ。
オスの三毛猫はもともと遺伝子に異常があるらしいんですけど、その分、賢くて、手先が器用。モノの仕組みがわかるので、ドアノブも開けるし、襖も爪をかけて隙間を作ったら、そこから入ってきてしまう。そして、吉がドアを開けたら閉めることはありませんから(笑)、開けっぱなしになるので他の猫たちも続々と入ってくるんです。だから、1人はミルクをあげて、1人は吉を警戒しないといけないんです(笑)。
ではでは。しーゆーあげいん☆★☆
【小田さくらさんプロフィール】
1999年3月12日生まれ、神奈川県出身。モーニング娘。’22のメンバー(11期)。ニックネームはさくら、おださく。ラジオ日本「モーニング娘。’22のモーニング女学院～放課後ミーティング～」に出演。特技はフラダンス、鼻歌。趣味はエモーショナル童謡。好きな音楽ジャンルはテクノポップ、VOCALOID。好きなスポーツはフィギュアスケート(見る専門)。座右の銘は「続ける」。
取材・文＝及川静／撮影＝中村和孝／漫画＝オキエイコ
