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【アイドルWalker・大阪編】ダンス&ボーカルグループBUGVEL・MAHIRO「いつか京セラドームに立って、僕たちのステージで感動させられたら」

  • 2022年10月30日
  • Walkerplus

誰もが特別な思いを持っているであろう、生まれ故郷に対する“ジモト愛”を語るインタビュー連載・アイドルWalker。今回は、2022年3月にデビューを果たした5人組の実力派グループ「BUGVEL(バグベル)」のメンバーを1人ずつ特集していきます。トップバッターで登場してくれるのは、大阪府出身のMAHIROさん。韓国での練習生経験があり、BUGVELでは作詞作曲にも携わるストイックなメンバーですが、その素顔はフワフワ天然な一面もある大阪人。地元すぎて逆に行かない、コテコテの観光ルートで撮影してきました。

■お祭りで神輿を担いだり、型抜きに必死になったり(笑)

――子供の頃はどんな子でしたか?

外でよく遊ぶ子供でしたね。友達とドッジボールをしに行ったり、キックベースをしたり、家にはほとんどいない子でした。地元、大阪はあまり自然らしい自然というのがなくて、ゲームで遊ぶことも多かったです。中学、高校に入ってからは梅田、心斎橋まで出てラウンドワンにもよく行きました。

――MAHIROさんのソウルフードといえば?

明太子かもしれないです。学校から帰ってきたら白ごはんに明太子をのせて食べる、みたいな感じでしたね。自分でも簡単にできるので、子供の頃はよく食べていました。あと、地元の駄菓子屋さんにはお世話になっていました。ヤッターめんというお菓子に、10円から100円までの当たりが出るくじがあって、味もおいしかったし、毎回買って食べていました。当時は1日150円とか使える金額の上限が決められていたので、お金を使い切っちゃったときは、友達同士でやりくりして一緒に買って食べたりしていましたね。今、東京に住んでいて思うのは、大阪の方が駄菓子屋さんがたくさんある気がします。

それから、地元に韓国人の方が経営しているお好み焼き屋さんがあるんですけど、その方とはもうずっと仲良くさせていただいています。店名は内緒にしておきますね(笑)。本当にそのお好み焼き屋さんには長いこと通わせていただいています。

――地元での思い出は?

地元のお祭りに参加したことですね。僕、姉がいるんですが、姉が先に神輿を担いでいて、「真宙もやってみたら」と言われて、中学1年生の時に太鼓を叩かせてもらいました。それから僕も神輿を担いだり、型抜きに必死になったり(笑)。そんなお祭りの思い出があります。


■本気でアーティストになりたいと思ったのは高1から

――大阪でよく行っていた場所は?

中学1年生の頃、オレンジストリートから近い場所にあるEXPG STUDIO OSAKAに通っていたんです。ある時、練習が終わった後にSupremeのお店の前を通りがかったら、雨が降っていたからか、いつもより人が少なかったんですよね。当時、Supremeのアイテムって入手困難で、いつも長蛇の列ができていて並ばないと買えなかったんですが、その時はちょうどタイミングよくすぐお店に入れて、自分が欲しかったニット帽を買えてすごく嬉しかった記憶があります。

学校終わりにみんなでユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもよく行っていました。親が、「年パスだったらいいよ」と買ってくれたんです。年パスは2、3回行けば元が取れるみたいです(笑)。なのでいつも親にねだって買ってもらっていました。ユニバって、その日一番の笑顔を見せたら並ばずに全アトラクションに乗れるエクスプレスパスがもらえるという運試しイベントがあるんです。でも僕は全然ダメでしたね。昔から笑顔が苦手で苦手で(笑)。でも友達の中でパスをもらえた子がいて、その時はみんなですごく盛り上がりました。

――中学でEXPG STUDIOに通っていたということは、当時からアーティストになるのが夢だったんですか?

実は、当時はそこまで考えていたわけではなかったんです。たまたまEXPGの方に声をかけていただいて、まだ中1だったので右も左も分からずにテストを受けに行って、そしたら運良く受かってしまった、という感じでした。本気でアーティストになりたいと思ったのは高1からですね。BIGBANGさんの事務所のオーディションを受けたり、本気で目指し始めました。僕は自分に自信がなくて、声をかけていただいた時、「もしかして自分にもそういう才能があるのかな?」って初めて感じたんですよね。だからこそ、その後に本格的にアーティストになりたいと思った時、パッと行動できたんだと思います。

■大阪公演は両親とおばあちゃん、おじいちゃんが来てくれた

――今日の撮影場所の思い出は?

道頓堀と言えば、観光客の方はグリコの看板の前で写真を撮ったりするじゃないですか。でも僕、大阪人なんで、道頓堀は普通に素通りしていました(笑)。だから思い出という思い出は特にないんです(笑)。道頓堀は当たり前に友達とか家族とかと食事をしたり、服を買いに行ったりする場所でしたね。

――ファンの方に行ってみてほしい地元スポットは?

梅田からちょっと外れたところにある中崎町ですね。ちょっと落ち着いた感じの場所で、今の時代にはなさそうな、そして梅田には絶対なさそうな建物が多くて、アンティークショップも多いんですよ。歩くだけでもめっちゃ楽しいです。カフェもおしゃれなので、ぜひ行ってみてほしいです。

――アーティストとして地元に貢献したいことは?

僕が地元に貢献できることなんて、今まで考えたことなかったです(笑)。そうですね…僕が人生で最初に描いた夢はプロ野球選手だったんですよ。父が野球をやっていたこともあって、当時よく京セラドームに野球を観に行っていました。そこで活躍している人を見て、かっこいいなと思って野球を始めたんです。なので、僕の中で一番、思い出深い会場が京セラドームなんです。だからいつか京セラドームのステージに立って、そこで家族全員、お世話になった友達とか親戚とかもたくさん呼んで、僕たちのステージで感動させられたらなって思います。

――先日、初めてのファンミーティングがありましたが、どうでしたか?

初日が大阪だったので、僕の地元というのもあって気合が入りました。もちろん全公演気合は入るんですけど、大阪公演は特に両親とおばあちゃん、おじいちゃんが来てくれてたんです。少しでも僕が活躍している姿を見てもらいたいですし、みんなとても喜んでくれて本当に良かったです。僕がステージに立っている姿を見るのが生きがいとも言ってくれて、これからもいい景色をたくさん見せてあげたいですね。

僕のおじいちゃんは感情をあまり表に出さない人なので、褒めてもらった記憶がほとんどないんです。でも、人生で初めて僕の舞台を見て「感動した。楽しかった」ってずっとおばあちゃんに言ってたみたいで。それを聞いて、ここまでやり続けてきて良かったなって思いました。まだ全然親孝行、おじいちゃん孝行?できていないんですけど、その一歩は踏み出せたのかな?って思いました。


■これからも人に笑われるぐらい大きなことに挑戦したい

――デビューから約半年が経ちました。振り返ってみて、どんな半年でしたか?

デビューするまで長いようで短かったです。僕はこれまで親にすごく迷惑をかけてきたし、自分自身のことをずっと気にしていたんですよね。自分がどうというよりも、まず親への申し訳なさが常にありました。韓国にオーディションを受けに行った時も、事務所からデビューの話がなくなった時も、オーディションに落ちた時も、僕のことをずっと応援してくれていたんです。韓国まで来てくれたこともあって。だから絶対に受からないとダメだと思っていても、人生そううまくは行かなくて…。だから日本に戻ってきて、デビューのお話をいただいた時は「これでようやく親に舞台に立つ姿を見せられる」って思ったんですよね。やっと本当に見てもらうことができました。だからこの半年は僕の人生において本当にすごく大切な時間だったと思います。


――夢が叶って、ある意味これからが始まりです。やりたいことは?

今のままでは絶対ダメだと思うんです。僕個人としても、BUGVELとしても。今はいろんなグループが出てきているし、K-POPも流行っているじゃないですか。僕らもどちらかというと韓国寄りのグループではあると思うんですけど、日本にだって僕らより全然実力のある方はたくさんいるし、かっこいい方もいるので、その中で勝っていかないと上には行けないですよね。他のグループとは違った角度でいろんなことをやらないと上には行けないと思っているので、いろいろ考えていかないといけないですね。

――その中で自分はどんな役割を担いたいですか?

これまで僕は人には笑われてしまうような、「ありえへん」と思われてしまうようなことをしてきたと思います。YGエンターテインメントのオーディションを受けると言った時も、「絶対に入れるわけないやん」って笑われたり、からかわれたりしました。でも人間ってそういう挑戦をしないと成長はできないと思うので、これからも人に笑われるぐらい大きなことに挑戦したいなと思っています。


取材・文=尹秀姫



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