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「他人から見たらそれゴミだよ?」立場が違うと変わる価値観!人間の怖さと異常さを描いた「考えさせられる」話題作に1.3万いいね

  • 2022年7月12日
  • Walkerplus

Twitterに投稿された森本大百科(@mdaihyakka)さんの「千羽鶴問題」という作品を紹介しよう。千羽鶴を送るのは「善意の押し付け」「迷惑行為」だと考える人の発言により、賛否意見が分かれ論争になった千羽鶴問題。本作は、価値観をテーマに物事についての考え方の違いを漫画にした作品だ。


飼い犬が亡くなった道路脇に供養花を置いた女性に対し「ゴミを持ち帰りなさい」と老人が注意する。思いのない人から見れば、それは「ゴミ」なのである。立場が変わるだけで考え方が変わってしまう人間の姿に「考えさせられた」などのコメントがあり、Twitterで1.3万いいね、2748リツイートの反響を得ている(2022年7月現在)。

■時代性のある作品を没入感のあるタッチで描く
森本大百科さんは、現在大阪よしもとで活動中のピン芸人。「入ってはいけない研究室」を配信しているほか、以前は漫画「カバチタレ!」東風孝広先生のアシスタント経験があり、お笑い芸人にとどまらず多方面で活躍中。本作は、世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+の企画で最終候補にも選考された。

ウォーカープラスでは、実体験をもとにSNSの誹謗中傷を描いた「炎上」や宅配業者の訪問という恐怖を描いた「留守番電話」などゾッとする作品を多く紹介してきた。



■置いた供養花を誰が片付けるのか?
自分の不注意で車に轢かれてしまい、飼い犬を失ってしまった女性。その供養にと、道路脇に花を置きにきていた。通りかかりの老人に声をかけられ「事故とはかわいそうに」「ただワンチャンはあなたに飼われて幸せだった気がします」と温かい言葉をかけられる。

「自分のせいで」と罪悪感を抱えていた女性の心は、そんな老人の優しい言葉に「少し落ち着きました」と言う。お礼を言いその場を立ち去ろうとすると、老人は「片付けないんですか?」と女性に言った。

犬のために置いた供養花を「それですよ。そのゴミ、片付けない気ですか?」と一言。犬の供養のために置いた花をゴミだと言う失礼な老人に女性は憤る。

「自分は間違ってない!」と言い張る女性。しかし、立場が逆転するラストでは――「こんなところに置くな!」と老人と全く同じことを叫ぶ女性。立場や見る視点が違うと、こうも変わるのかと自身の価値観を問われる作品だ。


画像提供:森本大百科(@mdaihyakka)

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