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【漫画】「いつもと違う雰囲気」が苦手な発達障がいの息子 保育園の夏祭りでまさかの大泣き!/自閉症育児奮闘記

  • 2022年8月16日
  • Walkerplus

コミックエッセイ「自閉症育児奮闘記~今できること」は、シングルマザーのまるさん(@shishishishimr)と、発達障がいと診断された幼い息子・リュウくんの日常を描いた作品だ。ただでさえ大変な初めての育児に加え、息子の成長への不安や戸惑い、悩みが描かれ共感を呼んでいる。また、そんな親の苦しみをよそに、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿も微笑ましい。今回は、保育園の行事に対し、年を追って変化するリュウくんの反応を取り上げる。

保育園の1年目の夏祭りの時は、あまり状況が分かっていないようだったリュウくん。卒園式では多動な一面を見せていた。そして次の年は…。

2年目のクリスマス会。環境の変化に驚いたのか、リュウくんがうまくなじんでくれない。まるさんの心の中に不安が広がる。

3年目の夏祭りでは激しく泣き出してしまい、まさかの不参加!クリスマス会でも少し嫌がるそぶりを見せたものの、何とか泣かずに参加することができた。

■リュウくんが雰囲気の変化に抵抗するのは保育園行事だけ
まるさんが最初に不安に思い始めたのは2年目のクリスマス会。「いつもの保育園なのになんでうちの子だけこんなに泣いてるんだろう…、これも何か特性なのかな…と不安に思っていました」

漫画の中ではリュウくんが雰囲気の変化に敏感なためでは?と推測しているが、「実は環境の変化に対する息子の激しい拒否感は、この保育園の行事の時以外はあまり感じないんです。人見知りも場所見知りもあまりないですし。この4月から保育園が変わったんですが、初日にちょっと泣いたくらいで2日目からはケロッとした顔で登園しているので…。でも、たまに保育園に行き渋りすることがあるので(そんなにひどくはないですが)、彼なりに頑張っているのかな…とは思っています」

リュウくんも大きくなっているので、抵抗されるとなかなか動いてくれない。「小さい頃は泣いても抱っこしちゃえばどうにかなったのですが、最近はもうそんな体重じゃなくなってしまい、おまけに踏ん張られると私一人の力では動かすことが大変。泣いて嫌がってる時は『じゃあやめようね』などの声かけの指示も入りづらく、移動させるのが難しい状況になります。そういう時は周りの力も借りて声掛けしてもらい、どうにかしています」

■リュウくんは今年の夏祭りを見事にクリア!
そして、この漫画製作後に今年の夏祭りがやってきた。「保育園が変わったのとコロナ禍のために保護者不在での開催でした。新しい環境での初めての行事なので心配していましたが、先生いわくとても楽しんでいたそうです。多分、保護者などふだんいない人たちが来なくて、いつもの先生とお友達のみの空間だったのがよかったんだと思います。先生に去年の大泣きの話をすると驚いていました。今日はずーっとニコニコ楽しそうにしていましたよ、と聞いて私もうれしくなりました!」

取材・文=折笠隆

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