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この夏、キャンプデビューをする人必見!人気キャンプコーディネーターが教える初キャンプの心得「キャンプ場編」

  • 2022年7月1日
  • Walkerplus

1990年代に起こった第一次キャンプブームに次いで、2020年に一気に加熱した第二次キャンプブーム。すでにブームという枠は越え、アウトドアカルチャーと呼ぶにふさわしい浸透ぶりだ。手ごろに購入できるキャンプギアが増えたのはもちろん、快適にキャンプを楽しむための便利な道具も続々と登場。さらにはキャンプ場自体もきれいな設備を用意するなど、だれでもウェルカムな環境を整えている。まさに「キャンプを始めるなら今!」という時だからこそ、キャンプビギナーに向けて、わかりやすくキャンプのイロハを前編・後編に分けてご紹介。教えてくれるのはこの人…、人気キャンプコーディネーター・こいしゆうかさん!

プロフィール|こいしゆうか
イラストレーター、エッセイ漫画家でもあり、キャンプに関する書籍も多数刊行。最新著書は2022年4月発行の「ゆるっと始める キャンプ読本」(KADOKAWA)。今年でキャンプ歴は15年目。「女子キャンプ」の提唱者、パイオニアでもある。

■キャンプ場選びのコツを教えて!
ビギナーの場合、キャンプ場を選ぶ際はガイドブックから情報を得るのがおすすめです。インターネット上でもさまざまな情報が見られるのですが、古い情報だったりすることもしばしば。私も実際、ネット情報を頼りに現地に向かったところ、すでに閉場していたということも…。

インターネットでも、キャンプ場の公式ホームページであれば、情報の鮮度は高いと思います。レンタル品が充実しているなど、施設が整っている高規格と言われるキャンプ場はホームページの管理にも力を入れていることが多く、現地に行ってもトイレやシャワーがキレイだったり、設備面での満足度も高いということはよくあること。キャンプ場を選ぶ際は、公式ホームページの充実ぶりを一つの指標にするのも良いでしょう。

キャンプに慣れていないビギナーが重視したい設備は、滞在中必ず利用するトイレや炊事棟。区画数が多いのに、トイレの数が少ないといった場合も少なからずあるので、公式ホームページなどに掲載されている場内マップなどを見ておくとイメージが湧きやすいと思います。もし予約の際に区画が選べるようでしたら、トイレや炊事棟からまぁまぁ近い場所を選ぶと、いろいろと便利ですよ。特に小さなお子さん連れで行くファミリーキャンプの場合、トイレが遠いとなかなか大変。最初はそういった点を重視して、キャンプ場選びをしてみてください。慣れてきたら、炊事棟でお湯が出るとか、場内に温泉があるとか、より快適に利用できる施設を探してみると、さらに楽しいキャンプになると思います。

あっ!そうそう。最初にキャンプに行く際は、管理人さんが常駐している施設を選ぶのもポイント。物販やレンタル品が充実している、という点も安心感に繋がるはずです。

■キャンプ場でのおすすめのご飯を教えて!
キャンプ場が決まったら、私が必ず調べるのが、周辺施設。最寄りの病院をはじめ、スーパーマーケット、温泉・温浴施設に加えて、道の駅や直売所の場所もリサーチします。この直売所系がキャンプ場での食事には大切なんです!

もちろん、こだわったおいしいものを作るキャンプも楽しいんですが、私の場合は、どれだけ楽をして、おいしいものが食べられるかを重視しています。そう考えた時に、最も楽ちんなのが、蒸し料理。地元の直売所などで新鮮な野菜を買って、それをクッカーで蒸すだけ。素材そのものがフレッシュでおいしいから、調味料も塩とオリーブオイルがあれば、それだけで十分!ちょっと手を加えたいなら、地元の食材を活かしたアヒージョとかも良いですね。

ファミリーキャンプなど、もうちょっと子供向けメニューを、といった場合は自宅でジッパー付きの食料保存袋を活用して、漬け込み調理をするのがおすすめです。前日から下ごしらえしておいて、キャンプ場で火を通すだけにしておけば、あっという間に料理ができちゃうんですから。

BBQやカレーなど王道のアウトドアめしも良いのですが、どうしても洗い物が増えてしまい、片付けのことを考えると、ちょっとテンションがダウン…。使う調理器具が少なければ少ないほど片付けも楽ちん、という観点からメニューを考えてみると、手抜きをしながら最高のキャンプめしが楽しめますよ。

■こいしゆうかさんにとっての、キャンプの最大の魅力を教えて!
暮らしの豊かさについて、考える時間を与えてくれること。豊かな暮らしという言葉を、よく耳にしますが、お金や物が豊かさの証でしょうか?私はキャンプを通して、間違いなくその価値観が変わりました。もちろん、考えは人それぞれですから、正解なんてありません。ただ、普段の暮らしでは感じられない体験をさせてくれるのがキャンプ。

子供の時に家族でキャンプに行ったという経験がある人はなんとなく想像ができ、比較的すんなりキャンプに挑戦できると思います。一方で人生で一回もキャンプというものをやったことがない、という大人にこそやってもらいたいと私は思っています。

もし、キャンプを計画するも、ご家族があまり乗り気じゃないという場合は、テント泊じゃなくともコテージやキャビンを利用しても良いと思うんです。私が流星群を見て、キャンプの魅力に引き込まれたように、キャンプって意外とロマンチックな一面を持っています。まずは屋外で過ごす体験をすること。それだけでキャンプのイメージは変わると思いますね。


前編、後編にわたり、ビギナー向けにキャンプの心得を教えてくれたこいしゆうかさん。キャンプコーディネーターとして、多くのキャンプ場に足を運んだ経験からの指南だけに、必ずさまざまなシーンで役に立つはず!まずはキャンプをしてみよう。それだけで世界観はガラリと変わることうけあいだ。


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