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「自分を貫くのは難しいけれど」麒麟・川島明流美学とは?DE&I討論会で語る

  • 2022年5月26日
  • Walkerplus

「対話と発展のための世界文化多様性デー」に先駆け、5月18日・19日に、P&Gによる2夜連続オンライン配信が実施され、お笑いコンビ・麒麟の川島明や、タレントのぺえら豪華ゲストが登場。川島とぺえは、第2夜 ハフポスト日本版「これでいいの?『DE&I(ダイバーシティ・イクオリティ&インクルージョン)』みんなの悩みを徹底討論」のYouTubeライブ配信に出演し、「一人ひとりが明日から実践できる小さなアクション」や「目指すべき社会の姿」について積極的に意見を交換した。

第1夜は「一人ひとりが生きやすい社会をつくるキーワード『DE&I』を知ろう」を、第2夜は「これでいいの?『DE&I』みんなの悩みを徹底討論」を実施。後者では、川島、ぺえの他、ジャーナリストの治部れんげ氏、NO YOUTH NO JAPAN代表・能條桃子氏、P&Gジャパン 人事統括本部シニアディレクレクター・市川薫氏も出席し、ディスカッションを行った。

「D&I」や「多様性と包括」とも表現される「ダイバーシティ&インクルージョン」、そして「平等」を意味する「イクオリティ」という言葉は、ここ数年で社会に浸透し、生活の中で耳にする機会も増えてきたが、その一方、DE&Iに対し「共感の気持ちはあるけれど、具体的な方法やゴールがよく分からない」「流行語のように語られるけれど、形式だけになっているのでは?」といった戸惑いや疑問の声も聞かれるように。モヤモヤとした気持ちを抱えている人も多く存在している。

そこで、視聴者に「モヤモヤを解消してほしい」と実施されたのが同ライブ配信。DE&Iに取り組む企業について知り、社会・企業との隔たりを越えること、また、言葉だけでなく行動でインクルージョンすること、そして個人としてできることを話し合う場として企画された。

始めに、LGBTQ+の当事者でもあるぺえは、「多様性という言葉が世の中にあふれたとき、それが良い言葉だと思ったし、明るい未来が待っているんじゃないかと思ったけど、その言葉が独り歩きし過ぎると自分勝手な世の中になってしまう気がした。最近は、どこまでの多様性なら認められるのか、認めるべきじゃないのかという視点で向き合うようになりました」とコメント。

LGBTQ+のイベント「レインボープライド」に参加してきたことについても触れ、「いろいろな生き方やセクシャリティの人間がいることを知ってもらうきっかけにはなっていると思うけど、あと一歩足りないのかなと。一歩先の『認める』ところに向かっていくにはどうしたらいいんだろう。派手なイベントだから、その派手さが入りにくさにもなっているかもしれない」と問題を提起。

これに川島は「フェスではないですし、その1日で終わってしまってはいけないから、言っていることが分かる」と納得し、能條氏も「企業もレインボーにしてそれで終わり...で、それをやっても同性婚ができないとか差別発言が出てくると、あれは何だったの?ってなりますよね。当事者だけじゃなく、みんなが広めていくことが大事」と自身の思いを語った。

また、Q&Aコーナーでは川島に「テレビやラジオで個性のある芸人さんを、より面白くなるようにアシストしている川島さんに憧れているけれど、川島さんが常に心掛けていることはありますか?」との質問が寄せられた。

これに川島は、「結構、若手の頃から個性を出すのが苦手というか。人に合わせるタイプだと先輩に言われて、やっぱり個性を出すのが芸人なんだから、それはやめた方がいいよと言われた。でも僕は相手に合わせるのが苦じゃなくて、逆に言うと好きなんですよ。だから僕は、“人によって態度を変える”を極めてやろうと思ったんです。そしたらめちゃくちゃMCのお仕事をいただけた(笑)。人間が“自分を貫く”っていうのは難しく、心に負担が掛かると思うんですけど。芸能界はハンバーグとか焼肉みたいな人間がいるけれど、僕は大根おろしになれたらいいと思った」と、川島流美学で答えていた。

ちなみに、5月18日に実施したNO YOUTH NO JAPAN インスタライブ「一人ひとりが生きやすい社会をつくるキーワード『DE&I』を知ろう」には、能條氏、イラストレーター江崎びす子氏、編集者でアートディレクターのharu.氏、P&Gジャパン執行役員の田中康之氏が出席。E&I(イクオリティ&インクルージョン)の実現に向けた企業の取り組みなどを話題にし、P&GがLGBTQ+支援者・味方である「アライ」を募る活動を続けていることも紹介した。

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