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キャンプ初心者におすすめ!人気YouTuberに聞いた“デイキャンプするならそろえておきたいアイテム”

  • 2022年4月28日
  • Walkerplus

近年のキャンプブームを受け、今やアウトドアレジャーの筆頭となったキャンプ。気軽に始められるような環境がそろったことはうれしいが、キャンプ未経験のビギナーのなかには、「未知の世界すぎて、何をどうすればいいのかわからない…」なんていう状態に陥っている人も多いのではないだろうか。巷にあふれる多種多様なキャンプギアにしても、まずどんなものを購入すればいいのか迷ってしまうだろう。

そこで、チャンネル登録者数30万人超えの人気キャンプYouTuberのFUKUさんが、自身のチャンネルでもおすすめする“使ってみてよかったキャンプギア”を、悩めるキャンプビギナーの要望や質問に答えてピックアップしてくれた!

■ギア購入の最初の目的は、リラックスできるスペース作り
キャンプの経験は小学生の時に1回だけ。さらに、もはやその記憶すらも曖昧というキャンプ初心者のライターNがFUKUさんに質問!キャンプは気になっているものの、いきなりの“お泊りキャンプ”はハードルが高そうなので、まずはデイキャンプから始められたら…と思って聞いてみた。

―― キャンプギアを持っていない人がデイキャンプデビューする際、まず最初に買うべきキャンプギアはなんですか?

【FUKUさん】まずはチェアの購入をおすすめします。お気に入りのものを見つけて、自分がくつろげるスペースを確保したいですね。

キャンプ場では大自然の景色や星空、焚き火などを座ってのんびりと眺める、非日常的で贅沢な時間を楽しむ人が大多数。チェアはそんな時間を快適に過ごすためにぴったりなんです。もちろんレジャーシートなどでも代用できますが、最近のアウトドアチェアはコンパクトで座り心地のいいものが増えていますし、あるとさらに楽しめると思います。滞在中に一番長い時間をともに過ごすギアですしね。

―― そうなんですね!では初心者はどんなチェアを購入したらいいのでしょう?

【FUKUさん】基本的なことですが、長時間座っていても疲れないチェアを選びたいですよね。例えば「チェアのフレーム(脚)が膝の裏に当たるので、座っていたらだんだん痛くなってきた」とか、そんなちょっとした違和感でもリラックス気分は台無しになってしまいます。せっかく最初に購入するギアですから、できればショップに足を運んで実際に試してみて、自分の体にフィットするものや負担が少なそうなものを購入するのがベストです。

さらに、チェアの傍らにはテーブルを用意すると、スマホや飲食物などが置けますし、より快適になると思います。

―― より快適になるならぜひ購入したい!ちなみにテーブルも一緒に選ぶのはなぜですか?

【FUKUさん】チェアとテーブルのそれぞれ高さや、バランスが重要だからです。例えば、座面が高いチェアと脚が短いテーブルを組み合わせて使うと、バランスが悪くて使いづらいというのはなんとなく想像できますよね?座った時に傍らに配したテーブル上のカップが苦もなくスッと取れるなど、チェアとテーブルの高さ合わせは必ずチェックしましょう。

あと、もし可能なら実際にチェアの傍らにテーブルを置いて、2つを組み合わせた際の色合いやデザインのバランスを見てみるのもいいかもしれません。ちぐはぐな色合いになってしまうのも残念ですしね(笑)。

―― とはいえ選択肢がめちゃくちゃ多いので、とても奥が深そうです。

【FUKUさん】そうですよね。自分はギア収集の趣味にどっぷりと浸かっていて、価格が少々高くても、より高性能なものを求めてどんどん購入してしまいますが、初心者の方にそれをおすすめするのはさすがに違うと思うので(笑)。コストパフォーマンスを意識しつつ、世間的にも定評のあるしっかりしたキャンプギアの中から選んで、テーマ別に3タイプ提案します。

■安価でもちゃんと使えてコスパ重視派も大満足!
「“ブランドにはあまりこだわらないので、とにかく安いものを!”という人におすすめなのが、ワークマンのギア。私も実際に使ってみて使用感や性能に納得した、高コスパギアです」(FUKUさん)

■ワークマン 燃え広がりにくいローチェア(1780円)
座面に燃え広がりにくい加工が施された、組み立て式のローチェア。スチール製のフレームには、2022年発売の新作にも導入された角型を採用している。「この角型フレームは操作性がわかりやすく、『取扱説明書を読まなくても組み立てられた』と初心者の方たちにも好評のようです」(FUKUさん)

スチール製というだけあって、収納ケース込みで約1.8キロとそこそこの重さはあるものの、フレームの安定感や広い座面など、しっかりとしたチェアが好みな人には最適だ。耐荷重は最大100キロなので、ガッチリした体型の人も安心できそう。

角型フレームの組み立て方は、ショックコードで繋がれたフレームを差し込んでいくだけと簡単。ショックコードとは、フレームの中にある伸縮性のゴム紐のこと。パーツがバラバラになるのを防ぐほか、設置時や撤収時の操作が楽になる。「角型のフレームを採用していることで、収納時にフレーム同士が整然とまとまります。運搬のしやすさがメリットですね」(FUKUさん)

さらにFUKUさんは自身の動画で、商品名の通り本当に“燃え広がりにくい”のか、直火を当てた検証も行っている。「試した結果、チェアのシートによく使われる素材の1つであるナイロン製の布は一瞬で穴が開いたのに対し、このシートはうっすらと色が変化したくらい。明らかに燃え広がりにくいことがわかりました。焚き火などの火の粉が当たってもすぐに払うなどすれば、穴が開くことはほぼないと思います」(FUKUさん)

重量があるというデメリットはあるが、それさえ気にならないほど、とにかくコストパフォーマンスの高い同商品。万が一自分に合わなかったとしても、金銭的ダメージが少ない点は大きなメリット。初心者も気負わず気軽に購入できそうだ。

「重さをデメリットとしましたが、逆にそれゆえの安定感はあります。そして、燃え広がりにくいシート、座面が広くて座り心地よし!など、“安価=粗悪品”ではなく、“安いけれど品質がよくてちゃんと使える”おすすめギアです」(FUKUさん)

―― 安定感があっていいですね!このチェアに合うテーブルを教えてください。

【FUKUさん】同じくワークマンから発売されている格安テーブルをおすすめします。このテーブルは、同シリーズで3サイズありますが、チェアに合わせた高さのものをチョイスしました!

■ワークマン 耐熱フィールドテーブル(1900円)
耐熱性アルミを天板に使用したテーブル。サイズは大・中・小の3タイプで、同商品よりも大きな「ワイド耐熱フィールドテーブル」(3500円)、小さな「耐熱アルミテーブル」(980円)もある。天板は幅約40センチ×奥行約30センチで、コップや皿など1人で食事する時に必要な食器が並べられるくらいの大きさ。耐荷重は最大15キロあるので、調理用の卓上コンロのほか、ちょっとした重量物も乗せられそうだ。

「この商品は、先ほどのローチェアに合いそうなサイズなのでおすすめします。天板の大きさはソロキャンプなどにちょうどいいサイズ感で、高さは地面から約35センチとローチェアとのバランスもいいです。テーブルもチェア同様、脚に角型フレームを採用しています」(FUKUさん)

「キャンプ用のチェアとテーブル、2点で合計3680円!3000円台でそろえられるなんて、予算を削りたい人には垂涎のギアかと思います!」(FUKUさん)

―― いいものを安く入手できるなんてすごくお得かも!次のテーマも教えてください。

【FUKUさん】次は、使いやすさを追求したい人向けのギアです。
■機能重視派も納得!快適機能がプラスされたホムセンギア
「最近はホムセン(ホームセンター)の自社製品ギアにも注目しています。アウトドアブランドに負けず劣らずな快適機能を持ったギアが多くあるので、ホムセンギアからピックアップしてみました」とFUKUさん。「多機能なのに安価というところがおすすめポイント。異業種から本格参入しているキャンプギアの数々は独特な機能を持つものも多く、ついそろえたくなります」(FUKUさん)

■コメリ ナチュラルシーズン 軽らく アルミあぐらローチェア(2980円)
「ホームセンター、コメリのオリジナルブランドで、4段階のリクライニング機能が付いたチェアです。小物を入れられるバックポケット(背中ポケット)もありますよ」(FUKUさん)。持ち運ぶ際は、約58センチ×約63センチの大きさに畳むことができる。

食事の時にも使えそうな通常の角度から、空を見上げながらリラックスできる角度まで、どの位置でも使いやすそうな同商品。ひじ掛け部分を持ち上げてリクライニングするという単純な操作性もいい。

「リクライニング機能などがあるのに2980円とは、コメリのギアは安い!他社の同タイプのチェアより少し大きめですが、アルミ製なのでそこまで重さは感じませんでした」(FUKUさん)

―― リクライニング機能があるのはいいですね。天然木やナチュラルなカラーも好みで、このチェアも購入したくなりました。このチェアに合うテーブルを教えてください。

【FUKUさん】チェアと同じメーカーのギアではありませんが、この商品ならではの快適機能があるテーブルを選んでみました。

■DCM ハーフメッシュテーブル(3278円)
ホームセンターのDCMグループが販売しているオリジナルキャンプギアの1つ。「アルミテーブルの半分は従来からよくある化粧板、もう半分がスチール製のメッシュになった、ユニークな見た目のテーブルです」(FUKUさん)。スチール部分のテーブルには、鍋やスキレットといった熱いものを直接置くことができる。

サイズは使用時で幅約47センチ×奥行30センチ×高さ18.5センチ。「購入時は3278円でした。持ち手付きで、半分の大きさに折り畳んで持ち運べます。畳んだ時は中の空いた隙間に小物などいろいろと入れられるのも便利!」(FUKUさん)

「スチール製メッシュの部分を半分にしたことで軽量化しつつ、コストカットも実現。キャンプでの使い勝手のよさもうまくミックスしたハイブリッドテーブルだと思います。ロゴなどもなくデザイン性の見た目も含め、アウトドアブランドに負けないセンスと機能性が発揮されているなと感じました」(FUKUさん)

―― ホムセンギアの独自性あふれる快適機能は魅力的ですね。3つ目のテーマもお願いします。

【FUKUさん】最後は、多くの人に愛されているような定番ギアから選びました。

■安心ブランドも重視したい堅実派は、定番の良品ギアを末永く!!
最初からしっかり予算をかけて、長く使っていきたいという人にFUKUさんがおすすめしたいのは、さまざまなキャンパーから定評のある優良ブランドが手掛けた鉄板ギアだという。「そんなブランドのギアは品質がよく、長く愛されているものが多いです。末永く使っていきたいなら、価格面はあまり気にせず、満足度の高いギアを選びたいですよね」(FUKUさん)

■DODスゴイッス(9340円※2022年4月紹介時)
座面の高さと角度を多彩にアレンジできる、商品名の通り“スゴイ椅子”として人気のチェア。「前後の脚の長さを調整することで、4段階の高さと3種類の角度に変更することができます」(FUKUさん)

ローテーブルと相性のいい“ロースタイル”や“ミドルスタイル”、ハイテーブルと合わせて使いたい“ハイスタイル”など、その組み合わせは全部で10パターン。なかでも、前傾して座るため食事がしやすい“ディナースタイル”、後ろにもたれてゆったり座る“リラックススタイル”、空を見上げやすいよう深く座る“星空スタイル”の3タイプは、前後の脚のどちらか片方を短く調整して座面の角度をつけるという独自のアイデアが光る。そのほか、すべての脚を折り畳んで収納し、座面を低く設定する“焚き火スタイル”も特徴的。

「座面幅は60センチと広いです。コットンの肌触りも相まって、広い座面に包まれている感じの座り心地で本当に快適ですよ」(FUKUさん)

「キャンプでは、食事タイムやリラックスタイムなどさまざまなシーンがあります。そんなそれぞれのシーンに合うスタイルにチェアの形状を変更できるなんて、ものすごく大きなメリットだと思います」(FUKUさん)

「チェアの耐荷重は100キロ(静止時)。付属品を含んだ重量が約2.3キロと、軽量装備で行くキャンプには不向きですが、重量を気にせず車で行く時には重宝しています」(FUKUさん)

―― スタイルがたくさんあるのがいいですね。このチェアに合うテーブルを教えてください。

【FUKUさん】「DODスゴイッス」には以下のテーブルをおすすめします。

■UNIFLAME 焚き火テーブル(7900円)
「“ちゃんとキャンプするならこれだよね”と誰もが考えるような、有名ブランドの鉄板商品です。認知度と信頼度もある定番ギアで、品質面に関する心配もほとんどない。やや低めなチェアからハイチェアまで対応可能だと思います」(FUKUさん)

天板は熱に強いステンレス製。傷や汚れが気にならないよう、特殊エンボス加工が施してあるので、焚き火を囲む時やダッチオーブンを使用する時など、タフに使える。「ソロはもちろん、2・3人で使用しても対応可能な絶妙なサイズ感で、すべてがちょうどいい。プラス、雑に使用してもいいタフなところも気に入っています」(FUKUさん)

使用時のサイズは、約55センチ×35センチ×高さ約37センチで、重量約2.3キロ。「耐荷重は約50キロなので、かなり重いものを乗せても大丈夫ですね」(FUKUさん)

―― タフで多少雑に扱っても大丈夫そうな点がアウトドアにいいですね!ほかにも「DODスゴイッス」に合うおすすめのテーブルはありますか?

【FUKUさん】「DOD スゴイッス」を“焚き火スタイル”などのロータイプにして使用する際は、次のテーブルがおすすめです。

■CAPTAIN STAG アルミロールテーブル〈コンパクト〉(2320円※2022年4月紹介時)
5枚の天板から構成されたアルミ製のテーブルで、コンパクトに折り畳んで収納できる。サイズは幅約40センチ×奥行約30センチ×高さ約12センチ。収納時は4分の1ほどの大きさに畳むことができる。

「シンプルなアルミテーブルですが、程よくコンパクトになるなど非常に汎用性があり、自分もこのテーブルのファン。現在は2台目になりますが、1台目は10年以上使いました。言わずと知れた銘品です」(FUKUさん)

同商品はもともと人気のギアではあったが、大人気アニメ「ゆるキャン△」に登場するキャラクター、志摩リンが使用するテーブルとしても認知され、さらに人気に拍車がかかったという。本体重量は約700グラムと軽量なうえ、収納袋付きで持ち運びが楽。アニメの影響で女性からの人気もあり、誰もが扱いやすいテーブルだ。

耐荷重は30キロ。メインテーブルとしてのほか、調理台の代わりにするなどサイドテーブルとして使用する人も多い。

「天板の広さが結構あり、1人で使用するにはベストなサイズ感。カップや皿などを置いてもまだ広さがあります。地面からの高さが12センチで、ロータイプのチェアとの相性もいい。コスパのいいテーブルだと思うので、初心者の方はこのテーブルを買っておけばまず間違いなしです!」(FUKUさん)

―― 末永く使えるギアにも惹かれます。どのテーマも自分が購入したくなるポイントがあって、早速ショップに行きたくなりました!最後にキャンプギア購入を迷っているキャンプ初心者にひと言お願いします。

【FUKUさん】日帰りや宿泊という違いをはじめ、ソロやファミリーなど人数に関する条件から、荷物の軽量化を極めるなどの志向まで含めると、ここ数年のキャンプスタイルは実に多彩ですよね。そんなスタイルと同じく、ギア探しも“予算重視”“機能重視”など、求める購買ポイントが人それぞれ違うと思います。この提案が、自分が求めているテーマやポイントを見極めるきっかけになればうれしいですね!

―― ありがとうございました!

キャンプギアの価値を金額やコスパという単純なものではなく、ギア自体からロマンや魅力を感じるか否かという部分に見出し、自分なりの価値観を大切にしているFUKUさん。気になるキャンプギアがある人は、FUKUさんのレビュー動画を参考にしてみると、より愛情のわくギアに出合えるかも!


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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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