
WEBを中心にさまざまな漫画を描いている、ぱげらった(@pageratta)さん。「異世界転移」や「謎解き」など流行を取り入れたものから、独自のキャラクターや魅力的な人間まで、幅広く描くぱげらったさんの漫画はたくさんの人を虜にしている。そんなぱげらったさんの数多くの名作の中から、今回は「闇金取り立ての恐ろしい実態」という漫画を紹介したい。
借金の取り立てを生業とする強面の男が、返済が滞っている借主のアパートを訪れたことから物語は始まる。ドアを力ずくで開け「貸した金返してもらおうか」と部屋に入ると、そこには1人の幼い少女がいた。
男が「お前のかーちゃん、どこだ」と尋ねるも、「ぱちんこしんそーかいてん?だって」と少女。仕方なく、その部屋で母親の帰りを待つことになったのだが…。
人形ごっこに付き合いながら待っていた男は、母親が帰ってこないため、諦めて帰ることに。帰り際に少女から「いっぱいあそんでくれて、ありがとう」と言われ、「また遊んでくれや。良い利子もらったぜ」と返す。
その言葉通り、男はそれから度々少女の家を訪れた。少女がお腹を空かせていると察知した際には“ゆーかい”と称してラーメン屋へ連れていき、またある時は水族館など、“ゆーかい”を楽しむようになっていった2人。
しかし、そんな楽しい日々は長く続くはずもなく…男はついにある決断を下す。仲良くなった2人の行方は…?そして母親はどうなるのか…?
本作をTwitterで連載した際には、“闇金”からは想像もつかない胸を打つ展開に「これはええ話やなぁ」「くっ...なんて恐ろしい取り立てなんだ(落涙)」「笑顔が止まらねぇ」「涙が出てきちまったよ」など、毎回何百ものコメントが寄せられた。
男が最後に下した決断、少女が最後に下した決断のどちらにも感動するが、予想外の2人の結末は、涙なしには読めない…!うっかり電車で読んでしまったら後悔するほど心を動かされる漫画「闇金取り立ての恐ろしい実態」は、ぜひハンカチ片手に読んでほしい。
画像提供:ぱげらった(@pageratta)