
5歳の娘との日常をはじめ、子育てに役立つ食事・栄養の話など取り上げた漫画を投稿している、管理栄養士ママのババア(baba_ikuji)さん。ときに写真も織り交ぜながら描かれた作品は、SNSやブログで読むことができる。
昨年11月と今年2月の2回にわけてアップされた「公園のトイレで赤面した話」では、“トイレに関するジェネレーションギャップ”がユーモラスに描かれている。そんなババアさんに、子供時代のトイレ事情や、子育てにおいて避けては通れない和式トイレに関する話などを伺った。
――今回の「公園のトイレで赤面した話」、とてもおもしろく拝見しました。「昭和生まれが和式トイレ育ちとは限らない」という言葉が刺さりました!世代や地域、家庭によって異なるかと思いますが、ババアさんの子供の頃のトイレ事情について教えてください。
「オンボロアパートに暮らしていたので、小学生くらいまでは和式トイレでした。洋式トイレのある家に引っ越したときの衝撃は、今でも覚えています。祖父母の家は汲み取り式で、奈落の底のようなあの“ぼっとんトイレ”が恐怖でした」
――漫画には「ぼっとん」「ちり紙」と懐かしいワードが出てきていましたが、確かにトイレの話題は相手を選ぶかもしれませんね。
「世代、地域によっても“かなり相手を選ぶ話題”なんだなと反省しました。でも、共感できたときの喜びもあるんですよね!娘の幼稚園でできたママ友とも長い付き合いになってきて、トイレの話題でも盛り上がれるようになったんだな〜、と思いました」
――自宅のトイレがほとんど洋式になった現代の子供たちにとって、和式トイレは難しいかもしれませんね。ババアさんのお子さんは和式トイレを使えるようになりましたか?
「いまだに使えるようになっていません!小学校によっては和式トイレがあるらしいので(※)、入学までに練習しておいた方がよさそうです。でも、なかなか和式トイレって周囲にないんですよね……。コロナの影響もあって、練習の機会が持てないので悩んでいます。先輩ママから『あそこのショッピングモールの◯階には和式トイレがあるから、コロナ前はそこで練習していた子も多かった(笑)』なんて話も聞きました」
※文部科学省のホームページによると、公立小中学校トイレの洋式トイレ率は57.0%。住宅の洋式トイレ率が89.6%(総務省統計局ホームページより)で、入学後に初めて和式トイレを見る子供が多いことから、文部科学省の2021年度の概算要求では「学校トイレの洋式化・乾式化を進めること」も挙げられている。
――最後に、Twitterやブログで新作漫画をアップされていますが、どのくらいのペースでアップされていますか?
「毎日更新を目指していますが、子供の寝かしつけとともに寝落ちしてばかりで……。理想通りにアップできていないですね〜〜」
エッセイ漫画のほか、おすすめのコンビニスイーツや、生活に役立つ豆知識なども紹介しているババアさん。今後もどのような漫画が投稿されるのか楽しみだ!
取材協力:ババア(@baba_ikuji)