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確定申告はマイナンバーカードでスムーズに!2022年1月から「e-Tax」がさらに進化

  • 2022年3月2日
  • Walkerplus

最近の確定申告はインターネットを利用した電子申告「e-Tax」がスタンダードになってきた。マイナンバーカード広報事務局によると、昨年の確定申告では80%以上の人が自宅から申告を行っているとのこと。2022年1月からは「e-Tax」がさらに便利に。ここでは新たに変わったポイントを紹介する。

■スマホ専用画面がさらに便利に
e-Taxの「確定申告書等作成コーナー」は、パソコン・タブレット・スマホから利用できるが、特におすすめしたいのが「スマホ申告」だ。

2022年1月から、「特定口座年間取引報告書」「上場株式等の譲渡損失額」「外国税額控除」の申告書をスマホ専用画面で作成できるようになった。さらに給与の源泉徴収票をスマホのカメラで撮影すると、金額などの該当項目を自動入力する機能も追加された。

またパソコンでマイナンバーカードを利用してe-Taxを行う場合は、今まではICカードリーダライタの用意や事前設定、ソフトウエアのインストールが必要だったが、マイナンバーカード読取対応のスマホを使うことで、ICカードリーダライタがなくてもe-Taxを行えるようになっている。

■マイナポータル連携で「医療費控除」や「ふるさと納税」の入力も自動化
マイナンバーカードを利用して申告する場合、マイナポータル連携を行うことで各種入力を自動化できる。例えば保険会社と連携すれば、控除証明書等のデータを一括取得し自動で確定申告書に入力される。

昨年までは「生命保険料控除」「住宅ローン控除」「特定口座年間取引報告書」が自動化できたが、2021年分の確定申告から「医療費控除」「ふるさと納税(寄附金控除)」「地震保険料控除」も追加された。ただし「ふるさと納税」は、ポータル事業者または寄附先の地方団体がマイナポータル連携に対応している必要がある。

また2022年1月から、マイナポータルに事前設定のための特設ページが設けられ、画面の案内に沿って操作を進めるだけで、スムーズに事前設定が完了する。今年初めてマイナポータル連携を行う人も安心だ。スマホでマイナポータル連携を行う場合は、あらかじめ「マイナポータルアプリ」をインストールしておこう。

事前設定は初めて利用する1回目のみで、次からは原則として設定不要。今後も自動で入力できる対象範囲をさらに拡大していく。

■マイナンバーカードを利用したe-Taxはメリットいっぱい!
マイナンバーカードを利用してe-Taxを行うと4つのメリットがある。

1つ目は本人確認書類の提出が不要なこと。税務署へ申告書などを提出する場合は、毎回本人確認書類の提示または写しの添付が必要になるが、e-Taxでは添付が不要だ。2つ目は、還付がスピーディーになること。e-Taxで提出された還付申告は、3週間程度で還付処理ができる。

また24時間受付をしているため、いつでも提出できるのもメリットだ。4つ目はe-Taxを利用すれば10万円分多く控除を受けることができる点だ。青色申告の承認を受けて事業を行っている人が、e-Taxによる申告、または電子帳簿保存にかかる承認を受けている場合、一定の帳簿記帳を行っているなどの要件を満たせば、55万円の青色申告特別控除に10万円の控除額が上乗せされる。

マイナンバーカードを利用して自宅からe-Taxで申告するのは、お得さや手軽さだけでなく新型コロナウイルスの感染症対策としても有効だ。

国税庁課税部長・星屋和彦さんも感染症対策の観点からe-Taxの利用を呼び掛けている。「所得税等の申告手続きの方法は、いくつかありますが、特にマイナンバーカードを利用して自宅からe-Taxにより行う方法は、相談や提出のために外出をする必要がないという点で、最大の新型コロナウイルス感染症対策です。ご自身やご家族の健康を守るためにも、確定申告会場への来場をお考えの方は、いま一度、『自宅からのe-Tax』の利用をご検討ください」

2021年分の所得税等の確定申告は2022年3月15日(火)まで。e-Taxやマイナポータル連携でスムーズに申請しよう!

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