
小中学生向け教育コンテンツや学習アプリを制作する「ミライノ制作所」を運営している、システムエンジニアの夫・じぇふさんと、イラストレーターの妻・未来(みき)さん。その「ミライノ制作所」の公式Twitterでは仕事のことだけでなく、保護猫と夫妻との日々を綴った漫画日記も投稿しており、注目を浴びている。
夫婦で話し合ったり考えたりしながら飼い主として成長していく様子や、愛猫のかわいらしさなどを描いた漫画は毎日投稿されており、2021年9月時点でなんと200日目を超えている。今回は漫画を描いている妻の未来さんに、保護猫を引き取ったいきさつや、愛猫・寧々子ちゃんについて話を伺った。
――ご夫妻にとって寧々子ちゃんは初めて飼う猫ですか?保護猫を引き取ろうと思ったきっかけについて教えてください。
はい。私たち夫婦にとって、寧々子が初めての猫です。猫特集の本やテレビで保護猫の存在を知っていたので、「迎えるなら保護猫!」と決めていました。初めての猫なので、保護猫講習をしてくれたり猫の飼い方について教えてくれる施設を探していたのですが、安心して相談できる施設と担当の方に出会えたので、通い続けて実際に迎えることにしました。
――「保護猫講習」とはどんな講習でしょうか?
全国の保護猫の現状を知ったり、最後までお世話できるかを再確認したり、定期健康診断やワクチン接種、病気についてなどを学びます。他にもマイクロチップと避妊去勢の必要性、ごはんの量、トイレのしつけ、災害時の同行避難などについて教わりました。
――寧々子ちゃんを迎えるにあたって大変だったことや、逆に思っていたよりもすんなり馴染んでくれて余計な心配に終わったことなどありますか?
迎える前に大変だったことは、ケーブルをガードをしたりカーペットを追加したりと、猫向けの部屋にすることに時間がかかったことです。
思っていたよりも馴染んでくれたのは、トイレです。施設と同商品の猫砂を使ったところ、はじめから失敗なくできました。猫砂を変えてからも1度も問題なくできて、えらいなと感心しています。ただ、毎日朝6時前後に起きて「にゃーにゃー」「めーめー」と叫ぶため、少々寝不足になったりはします(笑)。
――漫画だけでなく、写真も毎日撮られていますが、なかなかのベストショットですよね。猫のベストショットを収めるコツはありますか?
スマートフォンを向けると顔をそむけることが多いので、ストレスにならないように、撮るのは1日数枚にしています。視線を外しながら観察していると、バレていないと思うのか不思議な行動をしたりします(ポテチ袋を持って行こうとしたり、リモコンの上に座ったり…)。
毎回、漫画は寧々子ちゃんへの「ありがとう」の言葉で終わっており、読むたびに温かい気持ちになれるのも本漫画の魅力。ご夫妻の優しさや素敵さが伝わり、ほっこりした人も多いのでは。「ミライノ制作所」のiOSアプリ「ぐりぐり都道府県」「ぐりぐりヨーロッパ」も、漫画と同じく温かみのあるかわいい作りになっているので、公式サイトもぜひチェックしてみて。もちろん、寧々子ちゃんの成長も毎日見逃せない!
取材協力:未来@猫と教育とアプリ制作(@MikiTainaka)