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これがジオラマ!?"おうちで打ち上げ花火" LEDで再現した花火大会が美しい

  • 2021年6月18日
  • Walkerplus

コロナ禍で今年も多くの花火大会が開催を危ぶまれている中、あるLEDパーツ専門店が花火大会の光景を再現したジオラマを公開している。空中で光り消えていく打ち上げ花火の情景をLED演出で再現し、写真や動画で楽しめるほか、ジオラマ未経験の人でも作れるよう詳細な作り方も紹介している。ジオラマを制作したマイクラフトに、ジオラマで打ち上げ花火を再現しようと思ったきっかけや、楽しみ方のポイントを聞いた。

■LEDパーツを使って次々と打ち上がる花火をジオラマで再現
鉄道の沿線に立ち並ぶ出店の明かりが煌々と灯る夏祭りの光景、そして夜空には色とりどりの打ち上げ花火――。そんな夏ならではの光景をジオラマで再現したのが、模型・工作用のLEDパーツ専門店のマイクラフトだ。

花火ジオラマは、同社で取り扱っているLED製品と市販のジオラマパーツを組み合わせたもので、花火大会の写真をプリントしたボードにLEDパーツを組み込むことで、次々に打ち上がる花火を表現。一つ一つの花火が打ち上がるタイミングがずれていくので、単調にならず見飽きない工夫が施されているのもポイントだ。まさに自宅にいながら夏の風物詩を満喫できる作品となっている。また同店の公式サイトでは、使用したパーツから各部の作り方までジオラマの作例を詳しく解説。写真や動画で楽しむだけでなく、実際に花火ジオラマを作って実物を間近で観賞することが可能だ。

■ジオラマ未経験でも「作ってみたい」と思える工夫を
マイクラフトでは花火ジオラマをはじめ、ミニチュアや3DアートにLED電飾を組み込んだ作例を数多く公開している。LEDパーツの専門店がジオラマ作品を制作している理由を同社でマーケティングを担当する山﨑さんはこう話す。

「弊社の取り扱うパーツは基本的にすべてオリジナルの製品となっており、単に製品だけをページ上に載せているだけでは、お客様が具体的なイメージができず、興味を持っていただけません。そこで、まずは製品を使って、どんな面白いものや魅力的な作品を生み出すことができるのか、ということをご紹介して、興味を持っていただくことを心がけています。

『ジオラマにLED電飾を入れる』ということ自体がまだまだニッチな分野ですので、花火の打ち上がるジオラマも私どもが制作する前は見たことがありませんでした。打ち上げ花火は空中で光るものですから、LEDの配線コードで外観を損ねないように演出ができれば、かならず面白い作例になるはずだと思いました」(マイクラフト・山﨑さん)

同社では以前にも紙のイラストを細かく切って何枚も重ねて立体的な作品として作る「シャドーボックス」というクラフトで花火の演出を取り入れたことがあり、「ジオラマにも背景にボードを立てて、花火大会を演出することも出来るのではないか」というアイデアから制作をスタート。ジオラマを作ること自体がはじめてという人にも作ってみようと思ってもらえるよう、LED部分以外も含め、一つずつの制作過程を丁寧に紹介しているのだという。

■楽しみ方は自由!気になった模型パーツは早めに入手が吉
必要なLEDパーツはセットで販売しているので、パーツ選びに悩むことなく気軽にチャレンジできる花火ジオラマ。今回は山﨑さんに、初心者でもこだわれるポイントを聞いた。

「ジオラマ制作というのは、基本的に自由です。好きな模型を自分なりに組み合わせて並べてみたり、自分の思い出の情景に近いものを再現してみたり、いろいろな楽しみ方があります。必ずしもご紹介している『花火大会のミニジオラマ』と同じでなくても、自分で撮影した花火大会の写真を使って制作したり、模型や人形なども好きなものを選んで、初めてであっても自由に楽しんで制作していただけたらと思います。弊社のLEDパーツは、もともとジオラマや建築模型、プラモデルやフィギュアなど、用途に合わせて好きなLEDを自由に組み合わせて使えるシステムになっていますので、オリジナルな要素をたくさん入れたい場合は、それに合わせて使いたいLEDパーツを個別に自由に選んで組み合わせていただければと思います」

また、気をつけたいポイントは、LEDパーツ以外のジオラマ部分に使う模型の入手にあると山﨑さんは話す。

「ジオラマというのはニッチな世界ですので、最もポピュラーなNゲージスケール(150分の1スケール)の模型でも作っているメーカーはそれほど多くはなく、メーカー在庫がなくなるとなかなか再生産されないので、気に入った模型を見つけてもメーカーで在庫切れ、ということもよくあります。作り方のページに、今回使用した模型のメーカー名・種類をすべて記載しておりますので、作り始めるにあたっては早めに確保しておいていただければと思います」

なお、2021年6月現在、花火ジオラマの作例に使用した露店のジオラマが入手困難になっているとのこと。マイクラフトでは代替案としてペーパークラフトでの露店パーツの作り方の掲載も検討しているという。

■コロナ禍だからこそ“自分だけの花火大会”を
現実の花火大会が難しい中、一年中いつでもどこでも楽しめるジオラマの打ち上げ花火。家にこもりがちな今、ジオラマを使って自分だけの花火大会を催すのも今年ならではの夏の楽しみ方と言えるだろう。

「まだまだ先の見えないコロナ禍ですが、在宅でも、ビール片手にゆったり眺めて楽しめるジオラマをぜひ作ってみていただけたらと思います。ご自身の手で作り上げたジオラマで、打ち上げ花火のLED演出が見事に光りだしたときには、つい人に見せたくなってしまうような感動があるはずです。退屈になりがちなおうち時間を活用して、ぜひ楽しみながら作ってみていただけたら嬉しいです」(山﨑さん)






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