サイト内
ウェブ

【漫画】阿鼻叫喚の裏側でお化けたちは全力疾走!お化け屋敷の裏側がおもしろい

  • 2021年6月7日
  • Walkerplus

「ドライブインお化け屋敷」に続き、2021年5月18日に発表した「デリバリーお化け屋敷 絶叫救急車」も話題の「株式会社怖がらせ隊」。お化け屋敷の裏話やスタッフの子供時代を描いた「マンガでわかる怖がらせ隊」も話題になっている。今回は、公式HPに不定期にアップされるこのオリジナル漫画について、同社代表取締役の今出彩賀(いまいであやか)さんに深掘り!

■なぜ漫画に?一体誰が描いているの?
「マンガでわかる怖がらせ隊」の作者は今出さんご本人。「小中学生時代の一時期、漫画家を本気で目指していたんです。当時はすべて手書きだったので、枠線やフキダシを書きスクリーントーンを張って…かなり頑張って描いていました。今思うと無謀ですが、大手出版社に応募したこともあるんですよ」

そんな彼女が再び漫画を描いたのは、「株式会社怖がらせ隊」が起動に乗り始めた2019年3月のこと。「ホラー業界の裏側を描くというコンセプトで、半年ほど商業誌に連載させていただきました。子供のころの夢がかなったことがうれしくて、気合いを入れて描いていました」

連載終了後、多忙な日々の合間に描き進めているのが公式HPに不定期でアップされる「マンガでわかる怖がらせ隊」。今出さんとお化け屋敷プロデューサー・岩名謙太さんの日常や、お化け役の苦労などがコミカルに描かれ、「オフの状態がおもしろすぎる!」と人気を集めている。

なかにはイベントの時に起きたアクシデントについて描かれた漫画も。参加者が恐怖で震え絶叫するなか、ホラーキャストは全力疾走し、時には思わぬハプニングに内心大焦り。裏側を知ることで、お化け屋敷の楽しみがより広がりそうだ。

「今までにないもっと怖いお化け屋敷を!」との思いで、恐怖の空間を作り上げてる今出さんと岩名さん。あらゆる恐怖に慣れ“怖いものなし”かと思いきや、実は血が怖かったり自分が置いた生首(イミテーション)にびっくりしたりと、人間らしい一面も。漫画ではそんな出来事も、ユーモラスに描かれている。

■ホラーが好きすぎた子供のころの話にも注目
特殊メイクを施した化け物のキャストとしてお化け屋敷に出演するほか、デザインやイラスト、撮影、音声編集なども手がけマルチに活躍する今出さん。意外にも子供のころは極度の怖がりでお化け屋敷に入るたびに大泣きしていたそう。

「ホラーやお化け屋敷が好きな父の影響で、子供のころからホラー映画を見ていました。広島県出身なのですが、県内のいろいろなレジャースポットでお化け屋敷に行ったり、家族旅行で他府県のレジャースポットに行ってはお化け屋敷に入ったり。我が家のイベントではホラーがつきものでした」と幼少期を振り返る。

「いつも大泣きしていたのですが、基本的にはお化け屋敷やホラーが大好きで、幼稚園で首が切れている人間を描いたこともありました。自分が好きなものを描いただけだったのですが、今思い返すと少し異様ですよね。きっと当時の先生はびっくりされたと思います」

幼少期よりホラー好きだった今出さんに、現在の仕事に繋がる転機が訪れたのは高校1年生の時。
「高校では弁護士や医者、薬剤師などを目指す同級生が多くて、『お化け屋敷を作る人になりたい』という私の夢は少し浮いていました。でも、高1の進路指導で先生は、『大阪のエキスポランドに行って、最先端のお化け屋敷を体験してこい』と。助言通りに足を運んだ“最先端のお化け屋敷”はストーリーに沿ってホラーキャストが演じる生々しいもの。それまでに体験したどのお化け屋敷よりも怖くて怖くて…衝撃的な体験になりました」

進路指導の先生の助言でますますお化け屋敷が好きになった今出さん。しかし、すんなりと「お化け屋敷を作る人」になったわけではなかったそう。

「当時『広島県で何ができるか』を考えると、お化け屋敷の受付嬢か機械操作係しか思いつかなくて。しかし『それは違うな』との思いから、高校卒業後はゲームクリエイターの道に進みました」

コンピューターゲーム専門の養成学校に通ったあと、和風ホラーアドベンチャーゲームを開発した某企業に入社。数々のホラー3DCGを手掛け、転職した会社ではホラーVRの企画制作に携わったという。その頃の話や「株式会社怖がらせ隊」設立までのいきさつは、まだ漫画に描かれていないので今後に期待したい。

■漫画を読めば、お化け屋敷に行きたくなるかも!?
「漫画をアップすると、とてもたくさんの方が読んでくださいます。漫画を描けるうえに読んでいただけて、さらには公式HPを見てくださる方が増えて、本当にうれしいことばかりです」と今出さん。最近は忙しすぎて鉛筆書きのままアップしているが「少しでも多くの人に私たちのことを知ってほしい」と意欲的に取り組んでいるそう。

「お化け屋敷はなんだか怖い」と思っている人も、キャストたちの人間らしく微笑ましい裏話を知れば「お化けに会ってみたい」なんて思えるようになるかも。最新の漫画情報は公式Twitterで告知されるので、併せてチェックしよう。

取材・文=吉田英子

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.